キリンビールの110年 日本の会社 の商品レビュー
キリンの前身「ジャパン・ブルワリー・カンパニー」が1885年に横浜山手で操業してから、歴史をたどる形で、創設された工場、販売された商品、使用されたポスターの写真と、ごく簡単な説明文を眺めていく本。ビール以外にも発泡酒やチューハイの商品も紹介されている。2017年まで。(2017...
キリンの前身「ジャパン・ブルワリー・カンパニー」が1885年に横浜山手で操業してから、歴史をたどる形で、創設された工場、販売された商品、使用されたポスターの写真と、ごく簡単な説明文を眺めていく本。ビール以外にも発泡酒やチューハイの商品も紹介されている。2017年まで。(2017年発売の商品がやたらとたくさん紹介されている。今もあるのか?)最後に各地のキリンビール工場の紹介や工場見学の概要が示されている。 普段ビール党のおれは、ビールを飲むなら一番搾りを選ぶ。(と言っても、今は別のメーカーの糖質ゼロを飲んでるんだけど)これまでおれが行った工場見学の中では、横浜とか神戸のキリンのビール工場見学は面白かったと思う。(他に仙台と福岡のビール工場に行ったので、全部制覇してみたいのだけど) ハートランドビールってキリンだったんだ、というのを知った。p.90によると、取手工場なら「ハートランドツアー」という工場見学のコースがあるらしい。これは是非参加してみたい。あとは、一時期あった「横浜づくり」とか「神戸づくり」とか、47都道府県の一番搾り、というのを出していて、これのセットを買えば良かったなあと後悔。というかどっか地方に行く機会もあったので、意識して探せば良かった。ただp.53からp.61は、ひたすら47都道府県のビール1つ1つの商品説明があるけど、なんか連続して読むと、特に味の説明はよく分からんなあと思ってしまう。どっちかと言うとパッケージの写真の方がみたい。大阪府の「めっちゃ芳醇な飲みごたえ」(p.58)という、急に関西弁が出てくるという発見。あと四国のビールは徳島が神戸工場、香川が岡山工場、愛媛が名古屋工場、高知が千歳工場、というのは何だろう、とか。あとチューハイはあんまり飲んだことないけど、パッケージは綺麗だし、飲んでみたいという気になる。「旅する氷結」の「マンマレモンチーノ」(p.70)という商品は「シチリアの小道でであったレモンのお酒をアレンジ」(p.70)だそうだ。あと「氷結ストロング」には「糖質0、プリン体0」と書いてあるし、良さそうだ。「塩グリーンレモン」というのは「苦みが強くスパイシーな香りとグリーンレモンの糖度と酸度のバランスよい味わいに、ひとつまみの塩を加え、よりいっそう爽やかな酸味を引き出している」(p.69)らしい。よく分からんけど、面白そう。でも、今もあるのか?? 「社史」という程のたいそうなものでない。缶のパッケージのデザインを見るのは面白いかもしれない。(20/03/29)
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