あなたの隣にいる孤独 の商品レビュー
とてもふわっと大きなことが書かれている小説。 内容はともかく、登場人物たちの会話がけっこう好き。 樋口さんの作品は初めて読んだけど、こういう感じなら他も読んでみたい。 ちょうどカニクリームコロッケを買ってきたので、どうでもいい親近感を覚えながら最後まで読んだ。
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これは、あれパターンだな、と早々に気づいてしまう自分が憎い。 最後まで秋吉さんが謎で、やっぱりすんなりいろいろ行くもんじゃないんだなというのが、小説の中ぐらいいいじゃないと思うけれど、そうもいかない。 2018/1/23読了
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戸籍がない子。「あの人」から逃げ回る。ってあるけれど、そんなにさみしさや孤独、悲壮感は感じさせることなく。個性的な登場人物もいてその後どうなるか楽しめたけれど、まあ、起伏ないところが良いんでしょうね。ユーモアありの独特の世界だったな。
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なんだこれは、 おとぎ話か? 出だしは無戸籍児という 今どきのテーマだなと期待したのだけど…… 中盤は「8日目の蝉」みたいなのかと思いきや そうでもなく 展開の軽さについていけなかった。 とても結構なお歳のオジサマが 描かれた作品とは思えない。
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*“あの人”から逃れるために、母親と二人で住む場所を転々としてきた十四歳の玲菜には戸籍がない。その母親が突然、姿を消した。学校とも、社会ともつながりのない少女を一人残して…心震える物語* うーん。内容の割に悲壮感がないのは救いですが、樋口氏特有の飄々としたおとぼけっぷりが今作は冴えず、物足りない読後感でした。「生きていくだけなら、たぶんね、なんとかなるね」も特に響かず、帯広告にするほどでもなかったのでは。お話自体はキレイに収束しているので、まあ…。
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今となっては唯一単行本を買う作家さん。 しかし、新作出てたの知らなかった! しゃおさんのポストで知って、すぐに本屋へ。 樋口有介特有の雰囲気はそのままなんだけれど、何かが違う。 全然嫌な違和感じゃなくて、何が違うのかなぁと考えていたら、登場人物達の人物像というか描かれ方が違う...
今となっては唯一単行本を買う作家さん。 しかし、新作出てたの知らなかった! しゃおさんのポストで知って、すぐに本屋へ。 樋口有介特有の雰囲気はそのままなんだけれど、何かが違う。 全然嫌な違和感じゃなくて、何が違うのかなぁと考えていたら、登場人物達の人物像というか描かれ方が違うんだ。 特に主人公。 これまではどこか達観していたり斜に構えていたりしていたけれど、すごく素直。 あと、しっかりと感情表現するから、まわりの人達もそれに対してストレートに応える。 樋口作品らしいハードボイルド要素の強い作品もいいが、こういう優しさで包まれている作品もいいなぁ。 またこういう雰囲気の作品、読んでみたいな。 帯のコピーもいいな。 前向きさと少しの寂しさみたいなのを感じる言葉遣い。 この二行で、しかもほとんど平仮名で作品全体を現してる。 読み終わってから見て、さらに感じるなぁ。
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+++ 14歳の玲菜(れな)には戸籍がない。母親は〈あの人〉から逃げるために出生届を出さなかった。母と二人、町から町へひっそりと移り住み、ここ川越にも二年。一人で勉強している玲菜のために教科書を探してくれるリサイクルショップの主人、秋吉とその孫の牧生とも顔見知りになったある日、突...
+++ 14歳の玲菜(れな)には戸籍がない。母親は〈あの人〉から逃げるために出生届を出さなかった。母と二人、町から町へひっそりと移り住み、ここ川越にも二年。一人で勉強している玲菜のために教科書を探してくれるリサイクルショップの主人、秋吉とその孫の牧生とも顔見知りになったある日、突然「あの人に見つかった」という電話を最後に、母は消息を絶つ。学校とも、社会ともつながりのない少女を一人残して…。 +++ 戸籍がなく、学校にも通えず、追手を逃れるために数年で引っ越すことを繰り返して14歳まで育った玲菜が主人公である。リサイクルショップで買った一年遅れの高校の教科書で自習し、いつか戸籍を手に入れて本物の高校生になることを夢見ながら、フェイクの制服を身に着けてJKカフェでアルバイトをしている。そんなある日、母からの切羽詰まった電話で、「あの人」に見つかったから帰ってくるなと言われ、行き場をなくした玲菜は、教科書や必要なものを買っているリサイクルショップに世話になることになる。この店の店主の秋吉も、たまたま手伝っていた義理の息子の周東も、ひと癖もふた癖もありそうな人たちなのだが、何かと助けになってくれ、玲菜の事情を探り当てることになる。前半は、母娘と追手のスリリングな物語かと思いきや、話は思わぬ方向に展開し、どうなるのかと思っていたのだが、母から連絡があったあたりから、なんとなく雰囲気がだれてきたような感じもある。面白くないわけではないのだが、いろんな要素を突き詰めきれていないような印象なのは、ちょっぴり残念である。考えさせられる点は多々あった一冊である。
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「ぼくと、ぼくらの夏」「風少女」「夏の口紅」「枯葉色グッドバイ」「月への梯子」など、樋口有介さんの作品にはノスタルジー、切なさと優しさ、そしてあたたかな余韻が残ります。「あなたの隣にいる孤独」(2017.6)も期待通りの作品でした!
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かなりショックな事実を突きつけられた時、一人ではなかったのだから玲菜は幸せだ。 戸籍はなくても大事に育てられ、母親がいなくなってからも周東と秋吉に助けられ。でも本当の家族の存在を知った時、いつも隣にいた人が本当の家族ではなかったと知った時の孤独感はどんなものだったのだろう。 この後の玲菜の人生が気になる。 【キャスティング】 玲菜 ➡ 橋本愛 周東 ➡ 松田龍平 秋吉 ➡ 柄本明 母親 ➡ 木村佳乃
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あなたの隣にいる孤独 樋口有介さん。 あの人から逃れるため、母親と2人。 住居を転々として暮らしている15歳の主人公。 戸籍もないので、幼稚園小中学校へ、通った事がない。 リサイクルショップで買った教科書で、 独習して。保険証もないので、 体に気を使い玄米を食べる。 それでも。 ...
あなたの隣にいる孤独 樋口有介さん。 あの人から逃れるため、母親と2人。 住居を転々として暮らしている15歳の主人公。 戸籍もないので、幼稚園小中学校へ、通った事がない。 リサイクルショップで買った教科書で、 独習して。保険証もないので、 体に気を使い玄米を食べる。 それでも。 母親が大好きなので、2人で仲良く 暮らしている。 DV等で、あの人から逃げてるのかな?と 思いきや。 実は違った! そして、匿ってくれた 口が悪いが優しい リサイクルショップの人達。 あっという間に、 読めて。終わってしまった。 この後、どーなってしまうのか? とても気になる本でした。 おもしろかった。
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