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宿題の絵日記帳 の商品レビュー

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7件のお客様レビュー

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2021/09/12

みんなで「うららのみみはよくなる」と信じて頑張ったという目標があったからこその強い連帯なのだと思うけど、みんなちょっとユーモラスで、生活に楽しさがある。そして、それぞれが個として尊重しあっている感じが羨ましい。

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2019/09/21

娘が通っていた聾学校で、毎日起こったことを絵日記にして学校に伝える宿題が出ており、画家の父親が描いたやつをまとめたもの。30年も前のものだという。家族の思い出の要素が強いが、他人が見ても微笑ましい。 読み終わって気づいたが、うららちゃんって今売れっ子の今井麗さんのことじゃないか。

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2020/03/02

2018.10月。 家族だな。これが家族だ。うららちゃんがうららちゃんのまま大きくなっててよかったなって。家族の大きな愛。

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2018/02/19

描かれているのは耳の不自由な女の子を見守る家族の何気ない日常なのだけれど、とても愛があふれていて毎日楽しくページを繰った。 現在、母となりアーティストとしてご活躍されているそう。お母様は海外にお父様は日本でお姉さまとも仲良し。それぞれ自立していてすてきだなと思う。

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2017/12/09

難聴の娘、4歳から6歳にかけての父が描いた絵日記。父が画家、娘が口話を学ぶ難聴者という以外、我が家の子育てとなんら変わりのない日常。が、その例外がかくも愛おしく、かけがえのない時を記録に留めた。

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2017/10/05

先天的な高度の難聴の娘・麗ちゃんを聾話学校に通わせていた画家である著者が、学校での会話の助けとして書いていた日々の絵日記。もちろん画家であるので絵で伝えることは苦ではない事なのだろうけれど、麗ちゃんと姉の香月ちゃんの様子をよくとらえている。画家であることで家族の近くで仕事ができる...

先天的な高度の難聴の娘・麗ちゃんを聾話学校に通わせていた画家である著者が、学校での会話の助けとして書いていた日々の絵日記。もちろん画家であるので絵で伝えることは苦ではない事なのだろうけれど、麗ちゃんと姉の香月ちゃんの様子をよくとらえている。画家であることで家族の近くで仕事ができるようで、日常生活をよく見ていられるという利点もある。その代りに、仕事を邪魔されたり、わがままさかげんに思わず手を挙げてしまったり。子育て中・子育て経験者には「そうだよなあ」と思う事も多々。 先天的に聴力が低い人の場合、手話という会話法を身に着けるほうが一般的なように思う。著者も最初はそう思っていたという。たまたま家の近くに聾話学校があり、幼いころからそこに通うことになったという。かなり小さいころから音を聞き取る訓練を積み、健常児の通う幼稚園にも週に何回か通わせてもらい、無事健常児である姉と同じ小学校に入学するまでの絵日記である。 障害のある子どもを育てている親の努力はもちろんであるが、どんな子育てにも共通の子どもの成長という過程での様々な驚きや発見を記録という形で残しておけたことは、貴重だ。 麗ちゃんは、健常児と同じ学校に通い、今は父親と同じ画家として三児の母親として頑張っているという。大人になった麗さんのコメントや、絵日記を読んでいた聾話学校の先生のコメントもあり。

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2017/09/30

絵のタッチから、子どもの頃に読んだ『ジェインのもうふ』と『みにくいおひめさま』を思い出しました。そういえばどちらも女の子の成長物語だったなぁ。 3か月の検診で「高度の難聴」と診断された麗ちゃん。パパは翌日、さっそく手話の本を購入します。……が、この本はその後出て来ません。読まれ...

絵のタッチから、子どもの頃に読んだ『ジェインのもうふ』と『みにくいおひめさま』を思い出しました。そういえばどちらも女の子の成長物語だったなぁ。 3か月の検診で「高度の難聴」と診断された麗ちゃん。パパは翌日、さっそく手話の本を購入します。……が、この本はその後出て来ません。読まれたのか、読まれもしなかったのか、わかりません。 麗ちゃんのご両親が選んだのは口話法の日本聾話学校でした。手話について勉強中の立場からすると、色々ムズムズするところもありますが、最終的にビートルズを楽しむまでになった麗さんを思えば、ご両親の選択は正しかったのでしょう。 ただ、麗ちゃんが「みどりの小学校へ行くのいやだ。おべんきょう、先生のおはなしなーーんにもわからないから」と言って泣くところでは、思わず「麗ちゃん、手話があるよ。手話でお勉強すれば、きっとわかるよ!」と抱きしめてあげたくなりました。 読んでる間ムズムズ感じたのは、たぶん向かってる方向が逆だからなんだろうなぁ、と。麗ちゃんは聞こえる人の世界を目指し、お父さんお母さんお姉さんも彼女をこっちへ引っ張って来た。一方、読者の私は、聞こえない人の世界になんとか近づこうと(少しでも理解しようと)もがいている。 でも、最終的な目標は同じだと思います。聞こえる、聞こえないに関係なく、自由にコミュニケーションができる社会。この本を読んだ人にはぜひ、『手話を生きる――少数言語が多数派日本語と出会うところで』(斉藤道雄、みすず書房)や『小指のおかあさん』(玉田さとみ、ポプラ社)、『ぼくたちの言葉を奪わないで!』(全国ろう児をもつ親の会、明石書店)なども読んでほしいです!

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