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見落とされた癌 の商品レビュー

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6件のお客様レビュー

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2022/03/07

最初はステージⅡの雰囲気だったのが、あれよあれよという間に、結局ステージⅣだったという診断がつくまでの流れなど、かなりリアルに書かれている。 妻が日記をつけていたそうで、それを見ながら書いているから、かなり臨場感がある。 生存率25%から生き残った著者。かなり初期の段階から免疫療...

最初はステージⅡの雰囲気だったのが、あれよあれよという間に、結局ステージⅣだったという診断がつくまでの流れなど、かなりリアルに書かれている。 妻が日記をつけていたそうで、それを見ながら書いているから、かなり臨場感がある。 生存率25%から生き残った著者。かなり初期の段階から免疫療法をやっている。 けれど、それが良かったのかは当然わからない(本書でもそういう立場で書かれている)。 ただ、やらなくても生き延びたかもしれないし、やっても駄目かもしれない。 それが前提で、様々な情報を得る努力をしてその上で自分が後悔しない選択を、という考えは共感する。

Posted byブクログ

2020/12/22
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

癌宣告されて一年後に読んでます。 ①竹原さんの癌 膀胱癌 浸潤度はT2a→T3のステージ3〜4 リンパ節 ②癌宣告は2014年2月。3月〜8月に手術(新膀胱作成をダヴィンチでの手術)と抗ガン治療。それと並行して民間療法をされている(琵琶の葉、温浴療法)。竹原さんはもともと平熱が低かったらしい。 ③癌闘病は人間が出るし、自分の力を使う総力戦となる。竹原さんは世界チャンプボクサーらしく徹底的に情報を集め、戦い方を考える。 本書は題名にもあるようにホームドクターである先生が癌を見逃した事にある。その先生の紹介の先生も人間的信用出来ず畑山さんが探してくれた東大病院に治療する事になった。 竹原さんの為に動いてくれる畑山さんの存在も竹原さんの人間力だと思うし、あの状態からセカンドオピニオン受けたり癌だけでなくドクターとも戦わないといけなかった竹原さんに取っては試練だったと思う。そこに心が折れなかったのと行動が取れるのは流石に世界チャンプだ。癌進行した後に医者ガチャをするのはある意味治療よりしんどい。 医者はどんな名医でも14%だし30%は医者でも平均で誤診するらしい。だからこそ医者まかせにせずに 自分で判断し理解する事が大事だと竹原さんは言う。 この闘病記はボクサーが書いたとは思えない程、調べてるし示唆にも富んでいる。世界チャンプ竹原さんの闘病記である。

Posted byブクログ

2020/05/14

ボクシングの動画をいろいろ見ていたら、たまたま竹原さんのYouTubeみつけて動画を見てみたら、興味が湧いてきて色々調べてみたら癌の事を知って読んでみた。 病気になっているって言う噂は前から聞いていたんだけど癌だと思わなかった。 この本で竹原さんが 『医者もパーフェクトじゃない』...

ボクシングの動画をいろいろ見ていたら、たまたま竹原さんのYouTubeみつけて動画を見てみたら、興味が湧いてきて色々調べてみたら癌の事を知って読んでみた。 病気になっているって言う噂は前から聞いていたんだけど癌だと思わなかった。 この本で竹原さんが 『医者もパーフェクトじゃない』 っていう事が書いてあって少しわかるような気がした。 竹原さんにしかできないボクシング現役時代に例える感じ文が面白いしカッコイイって思った。

Posted byブクログ

2018/01/01

病気、とりわけガンに関しては、若いうちなら関係ないだろうと思っていましたが、著者のように若くても罹る方がいるのも事実。昨今の医学では、以前より飛躍的に治療法が進歩しているかと思いますが、ただ、医者に掛かるにも患者自身が受け身でなく、自らも情報を求める大切さを感じます。病名が分かっ...

病気、とりわけガンに関しては、若いうちなら関係ないだろうと思っていましたが、著者のように若くても罹る方がいるのも事実。昨今の医学では、以前より飛躍的に治療法が進歩しているかと思いますが、ただ、医者に掛かるにも患者自身が受け身でなく、自らも情報を求める大切さを感じます。病名が分かっていても、その後の治療法で人生が左右されると言っても大事ではありません。この書は、同じ状況に置かれている方、また自分には関係ないと思っている方にも、読んで損はない内容かと思います。体験者の言葉は重みがありますし、自己防衛の一つとしてヒントが得られるのではないだろうか?という感想です。

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2017/08/19

有名な人が闘病を乗り越えた話は、 現在闘病中の人にとっては凄くありがたいので、 同じような病気の方は参考になる本。

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2017/07/04

今年読んだ本で一番感銘を受けた本。 残念ながら他界してしまった小林麻央さんの訃報が頭に残っている時に書店で見つけた竹原さんのガン闘病記。 いつもは闘病記的な本は気持ちが暗くなるので読まないのだが、今回そういうこともあり手にとりレジへ持って行っていた。 当時ネットでは竹原慎二がガ...

今年読んだ本で一番感銘を受けた本。 残念ながら他界してしまった小林麻央さんの訃報が頭に残っている時に書店で見つけた竹原さんのガン闘病記。 いつもは闘病記的な本は気持ちが暗くなるので読まないのだが、今回そういうこともあり手にとりレジへ持って行っていた。 当時ネットでは竹原慎二がガンで危険な状態らしい。という記事を見たことはあるがあまり細かくは調べてなかった。 読んでみると包み隠さない竹原さんの心境や病気の経過、それに章ごとに奥さんの目線でも書かれていて、病気の当事者と家族の別角度からも書かれていたのが良かったし感動して目頭が熱くなった。 自分も病気前の竹原さんと同じく病気に無頓着だし病院も苦手。検査も億劫たったりする。 膀胱癌と診断されステージは2だったはずなのに、誤診に次ぐ誤診で結局はステージ4最悪余命1年勧告と絶望に落とされる。 お医者さんもピンキリで誤診だらけのA先生に頼ってしまったから早期発見もできずにどんどん悪化して死が見えるところまで悪化したのは怖すぎる。 本書でも書かれていたが、自分の大事な命だからこそ遠慮せずに積極的にセカンドオピニオン、サードオピニオンと受診し、情報収集することが大事。 奥さんの献身的な支えに感銘を受けました。 A先生に対して溜まっていたことが溢れ咽び泣くところや、退院してからA先生に電話して誤診について問いただすところなど芯の強さを感じました。最愛のパートナーに恵まれたなぁ。と。 あと、興味深かったのが、西洋医学と東洋医学の違いについて。ガンは治療するな!のような本が売れたり、抗ガン剤反対論などガンの治療に対する考えが割れている中で竹原さんの意見として、抗ガン剤をやって手術をして本当に良かった!と。当事者の意見となると説得力もあります。 人によって、進行具合によって違うかも知れないが、黙って死を待つならば戦って打ち勝ちたい!と思えました。 ガン撤去して3年でホノルルマラソン完走とか常人じゃなくかっこいい!強く刺激を受けました。いつどんな病気にかかるかもしれないし、事故にあうかもしれない。そう思うと充実した日々を過ごさなきゃ。と感じました!

Posted byブクログ