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鏡の迷宮 の商品レビュー

3.4

6件のお客様レビュー

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2023/09/19
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

途中まで面白かったのに、最後でめっちゃ消化不良。殺人が起きた晩に、実際に起こったことが分かったようで分からない。フリンは教授とどんな話をして、家をでることになったのか。棚に隠していた原稿は見つからなかった、あるいはローラに持ち逃げされていたのか。ローラのあの晩の行動が、本当に病院へ行っていたなら、誰が部屋を荒らしたのか。いろいろとローラが隠しているはずなのに、彼女がなんのお咎めなしなのも納得できず。

Posted byブクログ

2023/06/21

4人の語り手の視点から書かれている。 最後まで飽きさせず、最後まで誰が本当の事言ってるのか分からず、とても楽しめた! フーダニットでありホワイダニットでもあると書かれていたが確かにそうだ!

Posted byブクログ

2023/04/28

なかなか読みやすいではないか、と思って読み進めて。。。特に何事もなく終了を迎えたという感じ。「事件は謎に包まれている」の反対で、めっさシンプルなのに憶測をあれやこれやと付け加えた感じ。なんかー登場人物が全員これまた「うわ、こいつ絶対あやしい」ってやつばっかで。行動というより、人柄...

なかなか読みやすいではないか、と思って読み進めて。。。特に何事もなく終了を迎えたという感じ。「事件は謎に包まれている」の反対で、めっさシンプルなのに憶測をあれやこれやと付け加えた感じ。なんかー登場人物が全員これまた「うわ、こいつ絶対あやしい」ってやつばっかで。行動というより、人柄?が拒否って感じで。ゆるゆるーと話は流れていく、そして最後の最後で事実はこうでした。ってうーん。あんまり情報量がなくて追いかけるのには楽な作品で、自分向きではあったけど、仮にこれを読んだ人が誰かに進めるかってと、それはないと思う。

Posted byブクログ

2022/07/05
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

三部構成にエピローグ、プロローグを含めた構成で4人の視点で語られるミステリー作品。 大学教授ジョーゼフ・ウィーダーが殺害された謎を追うというのが、本作の本筋です。 文芸エージェントのピーター、タイトルでもある「鏡の書」の著書リチャード、フリー記者のジョン、元警察官のロイ。 4人がそれぞれの視点で語られる事件は少しずつ異なり、それ故に読者は何が真実なのかがわからず、まさに霧の中にいるかの体験が得られます。 ロイの執念、そして全ての謎が解き明かされ真実が明らかに。 未熟な私には登場人物を理解するのに苦労させられました(><) でも、読者を幻惑させることを意識して生み出された作品であれば、著書にはパーフェクトな読者なのかな^^; 説明 内容紹介 文芸エージェントに送りつけられた小説の原稿。それは20年前に迷宮入りした殺人事件の真相を告白するものだった……。視点と思い込みの違いで読者をミスリードする異色のミステリー。呆然のラスト! 内容(「BOOK」データベースより) ある日、文芸エージェントのピーターのもとに届いた一篇の原稿。迷宮入りした殺人事件の真相を告げるといいながら、後半部分は送られてきていなかった。ピーターは残りの原稿の行方を、そして事件のことを調べ始めるが…。エージェント、記者、元警察官と次々に交錯する語り手とそれぞれの視点。全てのピースが揃ったとき、あり得ない真実が浮かび上がる!世界中が騒然、ルーマニア出身の著者が贈る眩惑ミステリー。 著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より) キロヴィッツ,E.O. ルーマニアのトランシルヴァニア出身。ジャーナリスト、新聞社経営、テレビ局経営などをする傍らで執筆をし、1989年にルーマニアで短編集を発表。その2年後に発表した長編『THE MASSACRE』はルーマニアで10万部を超える大ヒット。『THE BOOK OF MIRRORS』は英語で書いた初めての小説で、刊行前から異例の話題を集め、38の国と地域で出版予定(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

Posted byブクログ

2017/06/29
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

当初は買う予定ではなかったのだが、表4のあらすじが面白そうだったので購入。結論から言うと大当たりだった。 3人の登場人物がそれぞれの視点からひとつの事件を見ているのだが、それぞれが何らかの誤解をしていて、なかなか真相に辿り着かない(そして、一応の解決を見たとしても、何とも言い難い結末を迎える)。芥川龍之介の『藪の中』を思い出した。 翻訳ミステリは長くなる傾向があるが、本書は寧ろ普通〜薄めの文庫本というのもポイントが高かった。 検索してみたが、他に訳書は出ていないようだ。ルーマニア本国で刊行されたものも読んでみたいが、邦訳はなかなか難しそうだなぁ……。

Posted byブクログ

2017/06/27

誰の言ってることが本当なのか?誰が嘘をついているのか?と、終始、疑心暗鬼に陥りっぱなしだ。 人物がちょっと多めなのと、一人称の語り手が複数人なので、頭を整理しながら読まないと、あれ?これは誰の視点だっけ…と混乱する。 どの人物にも少しずつ靄が残って、その足りない感じがまた魅力なの...

誰の言ってることが本当なのか?誰が嘘をついているのか?と、終始、疑心暗鬼に陥りっぱなしだ。 人物がちょっと多めなのと、一人称の語り手が複数人なので、頭を整理しながら読まないと、あれ?これは誰の視点だっけ…と混乱する。 どの人物にも少しずつ靄が残って、その足りない感じがまた魅力なのかもしれないと思える。(だいたい現実ってそういうものだよねぇ。。。) そうそう、”バーにはいった三人の警官のジョーク”が気になるんであった。

Posted byブクログ