ばけもの好む中将(六) の商品レビュー
毎回毎回面白いけど、いよいよ物語も佳境だな、という感じ。帝や春宮、初草、右大臣、更衣。そこに九の君まで加わりますます大変なことに。いつも思うのはよく調べられてるなということ。それに加えてうまいこと伏線を張り巡らせてある。好きなシリーズですね。
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シリーズ六冊目。 12人の姉を持つ中流貴族の青年と、もののけに興味を持つ中将の話。 12人の姉がそれぞれ登場し、事件に巻き込まれるのを、2人が助け、解決する話が主。 それぞれの姉同士の関係や思惑、宮中での人間関係などを織り交ぜ、面白く読みやすく書かれている。 中学生向けかな。 こ...
シリーズ六冊目。 12人の姉を持つ中流貴族の青年と、もののけに興味を持つ中将の話。 12人の姉がそれぞれ登場し、事件に巻き込まれるのを、2人が助け、解決する話が主。 それぞれの姉同士の関係や思惑、宮中での人間関係などを織り交ぜ、面白く読みやすく書かれている。 中学生向けかな。 これを読むと、平安時代の様子がわかり、古典の授業も楽しくなるかもしれない。
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今回は九の姉がメイン。 なんというか、なかなかに困った姉君でいらっしゃる。 現在の自分の不遇を嘆くとき、あの時ああしていたらとか思ってしまうのは分かりはするのだけど。。。 中将殿は、怪異を探しにお出掛けはほとんどなく、妹初草を大事に思う気持ちが伝わってきた。 で、右大臣殿、あの、その方の素性を分かった上での行いなの?!わかってる可能性の方が高い気がするだけに、思惑が不穏。初草を思いやって子守を連れてったってだけではないかも、ってのが先が気になってしょうがない。
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九の姉君初登場。そして引っ掻き回すだけ引っ掻き回して以下次巻って…。 1年に1冊の発行じゃ待てません。早く次の巻が読みたいです。
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登場人物こそが、物語の要と、よく教えてくれる1冊。悪い意味で。 今までは、春若や真白など、キョーレツなキャラが、横からぐいぐい物語を面白くしてくれてましたが、二人は今回、ほぼお休みです。 今回のメインは、九の姉。見てると腹がたつほど、おバカさんです。 自分のこと、不幸だ不幸だって言うけど、自分で運命を変えるための努力は何にもしません。周りに文句を言いまくり、行き当たりばったりで行動するだけ。 毒親のせいだけど、もう結婚もした大人なんだから、自分の意思で生き方は変えていっていい時期でしょうに。 見てるとイラつく、同調できないメインキャラで、最後まで押し通してしまったので、読後感が全然よくありませんでした。 布石として、必要なキャラだったのでしょうが、今まで盛り上がってきた面白さが、ここでぶった切られてしまい、ちょっと残念です。
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九の姉が梨壺の更衣のもとにあがったらどんな事になるか、とか、春若の正体を知らせず十二の姉との成り行きを伺うとか、敢えて事を起こして眺めようって魂胆が透けて見える人の悪さよ。さすが右大臣と父子というのが本当の通ろなのかな。ちょっと宣能のことが怖くなってきた。そしてラスト、右大臣は一...
九の姉が梨壺の更衣のもとにあがったらどんな事になるか、とか、春若の正体を知らせず十二の姉との成り行きを伺うとか、敢えて事を起こして眺めようって魂胆が透けて見える人の悪さよ。さすが右大臣と父子というのが本当の通ろなのかな。ちょっと宣能のことが怖くなってきた。そしてラスト、右大臣は一体何を企んでるの?おー、怖っ。春若と十二の姉上の恋物語で和みたい、笑いたい。(12人の姉上の人物紹介がやっと載って助かる~。)
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