人間はだまされる の商品レビュー

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9件のお客様レビュー

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2023/07/17

「何が本当で何がウソなのか、玉石混淆の情報が行き交う時代に、重要な事実や必要な情報をどうやって得たらよいのか…… ベテランジャーナリストが、情報の賢い受け手送り手になるためのポイントを失敗談も交えてわかりやすく語る。」 目次 はじめに:「本物の情報」を求めて だましのテク...

「何が本当で何がウソなのか、玉石混淆の情報が行き交う時代に、重要な事実や必要な情報をどうやって得たらよいのか…… ベテランジャーナリストが、情報の賢い受け手送り手になるためのポイントを失敗談も交えてわかりやすく語る。」 目次 はじめに:「本物の情報」を求めて だましのテクニックを見破れ ~下心がいっぱい~ 何がニュースか ~送り手と受け手の関係~ ジャーナリストの仕事場 ~好奇心を全開にし現場へ~ ジャーナリズムってなに? ~もしもそれが無かったら~ 客観報道とは ~伝えることのむずかしさ~ これこそが特ダネだ! ~スクープの意義~ 人権と犯罪報道 ~報道被害を減らすには~ 情報源を守る ~都合の悪いことは隠される~ 誰もがジャーナリスト ~ネット時代のメディアのあり方~ 情報は一人歩きする ~あふれる情報の時代に~ 思い込みの壁 ~海外ニュースは遠い存在?~ 愛国心はほどほどに ~冷静さを取り戻す道~ 終わりに:「世論」が暴走しないために 編集者コメント ノンフィクションシリーズスタート。迷走する時代に流されずに自分の頭で考えるための1冊。新聞・テレビ・SNSなど、様々なメディアの情報とどう付き合うか──どの章からでも読める本です。

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2023/02/08

人間は感情で動く、そのことを必ず頭のどこかに置いておこう。 ニュースのその後は報道されない。結局、あの事件はどうなったのか。本当だったのか。しっかりと調べた結果どうだったのか。インパクトのみで報道し、自分たち受け手側は都合のいいように解釈する。 表現の自由で、他者を傷つけてもいい...

人間は感情で動く、そのことを必ず頭のどこかに置いておこう。 ニュースのその後は報道されない。結局、あの事件はどうなったのか。本当だったのか。しっかりと調べた結果どうだったのか。インパクトのみで報道し、自分たち受け手側は都合のいいように解釈する。 表現の自由で、他者を傷つけてもいいのか?(私はいけないと思う)。「広く深く知る」ということが、行き過ぎた暴力的な表現の自由を止めると考える。 新しくできる法律に対して、難しくて気軽に「いいんじゃない?」となってしまう。誰だって自分の利になることしか言わない。そのことを分かっているのに難しくて考えることすらしない自分を恥ずかしく思った。

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2022/03/20

間違った知識には気をつけよ。 それは知らないことよりも危険だ。  ジョージ・バーナード・ショー 透明性こそ情報に信頼を与える。 ソーシャルメディアの問題点 私たちは日々小さな誤解や思い込みを繰り返している。大きな誤解を避けるためには様々な視点に立ってみることだ。 分かりや...

間違った知識には気をつけよ。 それは知らないことよりも危険だ。  ジョージ・バーナード・ショー 透明性こそ情報に信頼を与える。 ソーシャルメディアの問題点 私たちは日々小さな誤解や思い込みを繰り返している。大きな誤解を避けるためには様々な視点に立ってみることだ。 分かりやすく導いてくれる。

Posted byブクログ

2020/08/01

副題が「フェイクニュースを見分けるには」となっているが、具体的な見分け法はほとんど書かれていなかった。 ひとつ参考になったのは、3つの情報源を確かめて、2つが同じ内容で1つは違えばきっと事実、3つとも同じなら怪しいと思えってことくらい。 いったい著者は何を意図していたんだろう...

副題が「フェイクニュースを見分けるには」となっているが、具体的な見分け法はほとんど書かれていなかった。 ひとつ参考になったのは、3つの情報源を確かめて、2つが同じ内容で1つは違えばきっと事実、3つとも同じなら怪しいと思えってことくらい。 いったい著者は何を意図していたんだろうと思い、「はじめに」を読み直すと「ジャーナリズムの今をできるだ限り具体的に説明し、未来を展望してみよう」としたと書いてある。 プロのジャーナリズムってこういうもんなんだよ。それでもこんな事情で偏ってしまうことがあるんだ。 という話を様々な事例に基づいて10代に語りかけている。 副題から期待していた内容とは違っていたものの、フェイクニュースの生まれる背景がざっくり想像できた。 そして、巻末の参考文献リストが参考になったので、☆4つとした。

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2018/11/25

自分なりの方程式を持って情報の確定に望めぐらいしかなし。 基本的には騙されると思っておいたほうが良い

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2018/03/30
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

自分バカだから騙されやすい、と常に思っているため、逆に実は騙されにくんじゃないか、と妙に自信を持っているフシがあるので自戒のため読んでみた。 とても勉強になりました。ブクログでレビューを書いてくださった方に感謝します。 「世界をカエル 10代からの羅針盤」というノンフィクションの新しいシリーズ。 文章が平易で読みやすく、漢字の多くにはルビが振ってある。 また、読者の事を「ぼくら」「ぼくたち」と書いている著者と同列に扱い、一体感と親しみやすさを出している。 『ニュース』は新聞もテレビも雑誌もネットも人間が発信して人間が受信しているのであり、その人達それぞれに思想や思惑がある。 意識的にしろ無意識的にしろ『ニュース』は100%正確ではない。 多くのジャーナリスト達は公平で客観的な情報を発信するように努めているが、事前の知識や情報源の情報操作に惑わされてしまって、誤報や虚報を流してしまった事も歴史上には多くある。 それは受け手の私たちも同様で事実と大きく異なった情報を信じてしまうことも。 では「本物の情報」をつかむには? 自分に先入観や思い込みがないか。 ニュースならその記事の根拠は何なのか。 記事を書いた人は自分の目で見たことを書いたのか引用したのか。その情報源は何なのか。信用できるか。そもそも記事を書いた人は信用できるか。 疑い、検証する能力も訓練しないと育たない(自分は育ってないと思う)ので、できれば子供の頃から意識を育てていった方がいいと思った。 こういう人(←私)が書いているレビューなので、この本が気になったら是非現物を読んで欲しいです(^-^)

Posted byブクログ

2018/03/20

ジャーナリストの著者が若者を対象に書いた情報論。正しい情報の「受け手」であり「発信者」であるために、意識するべきこととは? 著者の語るジャーナリズム論は偏りなく中立で、易しい言葉で書きつつも要点はしっかりと押さえられ、中学生でも理解できる内容にまとめられています。副題の「フェイ...

ジャーナリストの著者が若者を対象に書いた情報論。正しい情報の「受け手」であり「発信者」であるために、意識するべきこととは? 著者の語るジャーナリズム論は偏りなく中立で、易しい言葉で書きつつも要点はしっかりと押さえられ、中学生でも理解できる内容にまとめられています。副題の「フェイクニュース~」に限らず、メディア、ジャーナリズム、(ネット・メディア)リテラシー等々「情報」全般を押さえ、情報にだまされる人間の心理、そんな私たちがどのように情報と付き合えば良いか等、若者に限らず大人でも一読の価値がある内容です。 私自身、情報との付き合い方は分かったつもりでいても「分かりやすい情報」や「自分の信じたい情報」に目が行き、正しい判断が出来なくなることがあります。時に「右だ」「左だ」と錯綜し溢れかえる情報に嫌気がさして目と耳を覆いたくなる瞬間も。しかしこの情報化社会に突入した今、多様な情報を受け取り、その中から正しく取捨選択し、自分なりの考えを持つこと。そしてその考えを、また新たな情報を踏まえてアップデートしていくことが、今後必要な生き方になるのだと改めて思います。

Posted byブクログ

2018/03/03
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

中学生くらいに向けて書かれた本でしょうか。かみ砕いて説明しているので読みやすい。ジャーナリストとは、ジャーナリズムとは何か。情報を人びとに代って取ってきて伝えるのがジャーナリスト、ジャーナリズムの役割。媒体は、新聞、TV、そしてSNSの時代へ。表現の自由で保障されている、自分の考えを表現するためには情報が必要であり、その情報を知る権利も保証されている。でも、果たしてその情報は本物か?情報を何も考えずにただまるごと受け入れるのではなく、まず疑ってかかる。自分の頭で考え、判断することが大切と三浦氏は言う。その判断にもまた情報が必要である。感情ではなく、理性で判断することが大切。

Posted byブクログ

2017/08/04

中高生向けの新シリーズのようです。 だまされないためには、パッと見、聴きで鵜呑みにしないこと、かな。悪意ある嘘を見抜ける能力がホシイ。

Posted byブクログ