言葉屋(4) の商品レビュー
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※このレビューにはネタバレを含みます
シリーズ内では薄い本。第4巻は、割れてしまった言箱と詠子の祖母と母の関係の話、人口知能に言葉を教える開発会議に参加する話、文化祭のタロット占いで 語と伊織の間で恋心に揺れる話、おばあちゃんの常連客の藤居さんがなくなり、孫の翔太さんに会う話。会いに来て元気か確かめるための口実として、五円玉ローンで支払いを提案するお祖母ちゃんが粋。 文化祭で、ちょっと強引な語がまっすぐ目を見て「詠子と俺の恋の行方、占って」「詠子、悩んでくれてるんだ、まったく脈なしってわけじゃないんだ」とにやっと笑うあたり、ドキドキ戸惑いつつ、予想外に再会できた伊織の姿をひとめ見るなり、やっぱりこれは恋なんだ、桐谷伊織、それが私の初恋物語のタイトルだと自覚した詠子。小中高生の少女が読んだらときめくエピソードですね。 4巻はいつもに比べると、心に響く名言がそれほどなかったのと、ページ数自体が少ないのがちょっと。
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言葉屋シリーズ4。 3まではKindleで読んだけれど、4は出たばっかりなので紙の本で読みました。本を手に取った時に思ったのは、あぁ、ほんとに子供向けの本だったのね、ってこと。電子書籍で手にしてしまうと、本の表情がわからなくなってしまうんですね。ちょっと寂しいことかもしれないけ...
言葉屋シリーズ4。 3まではKindleで読んだけれど、4は出たばっかりなので紙の本で読みました。本を手に取った時に思ったのは、あぁ、ほんとに子供向けの本だったのね、ってこと。電子書籍で手にしてしまうと、本の表情がわからなくなってしまうんですね。ちょっと寂しいことかもしれないけれど、もしかしたら、大人である私がなんの抵抗もなく手にできたのは、「子供向け」という表情が見えなかったからかもしれないから、マイナスだけではないのだけど。 と、内容の感想の前に、装幀の感想になっちゃいました(笑)。 さてさて、言葉屋シリーズの4冊目。「言葉」というものを真剣に扱っている言葉屋に生まれた主人公の詠子ちゃん。中学生になって、さらにいろいろな人の心とのやり取りを積み重ねていってます。4冊目の4つの章では、DNAという話だったり、人工知能と心の話だったり、ちょっと難しいことを提示しながら、主人公ちゃんと一緒に考えていきます。なかなか興味深い物語。 そして、3章は「恋」のお話。気になっている伊織くんへの気持ちに気がついたりしちゃいます。でも、伊織くん、謎の言葉を残したり、ちょっと気になる状態ですよね。ううむ。先が気になる。 イラストもかわいい。続きが楽しみです。
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待ち遠しかった言葉屋シリーズ最新刊は詠子の中一が終わる頃まで。 第一章 世代スキップ 第二章 こころ交通整理官 第三章 初恋タイトル 第四章 おそろい花束と色手紙 中編3つ+最後に短編という趣で、母親と祖母の関係、人工知能と言葉と心、そして文化祭でのタロット占いと詠子のほんとうの...
待ち遠しかった言葉屋シリーズ最新刊は詠子の中一が終わる頃まで。 第一章 世代スキップ 第二章 こころ交通整理官 第三章 初恋タイトル 第四章 おそろい花束と色手紙 中編3つ+最後に短編という趣で、母親と祖母の関係、人工知能と言葉と心、そして文化祭でのタロット占いと詠子のほんとうの気持ち、最後はおばあちゃんの親友のエピソード。読みながら、ついいろいろと考えてしまうすてきな物語。それにしても…さて続きはどうなるの、とまた次が待ち遠しい(でもちょっと気がかりな)終わり方。
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