1,800円以上の注文で送料無料

幸福の「資本」論 の商品レビュー

4.1

154件のお客様レビュー

  1. 5つ

    51

  2. 4つ

    66

  3. 3つ

    18

  4. 2つ

    5

  5. 1つ

    1

レビューを投稿

2017/07/02

【全体の感想】 人生を8つのパターンで分けることにある種の胡散臭さを感じて手に取ったですが(ごめんなさい。。)、本の中盤あたりからストーリー構成がこうつながっていくのか!とわかるようになり、楽しませていただきました。 単に誕生日占いなどの非科学的なカテゴリ分けのように人生を8パタ...

【全体の感想】 人生を8つのパターンで分けることにある種の胡散臭さを感じて手に取ったですが(ごめんなさい。。)、本の中盤あたりからストーリー構成がこうつながっていくのか!とわかるようになり、楽しませていただきました。 単に誕生日占いなどの非科学的なカテゴリ分けのように人生を8パターンに分けたのではなく、金融資産・人的資本・社会的資本の投資戦略としてどのような戦略がいいのかを説明してくれます。 いまの日本社会の構造を丁寧に解説してくれる本なので、これから人生設計をしようとする方におすすめです。(同系列の本をたくさん読んでる方には既知の話になってしまうかもしれません) 【おすすめしたい人】 ・これから人生設計をする人 ・いやいやながら会社員を続けている人 ・自分の世界が狭いと感じている人

Posted byブクログ

2017/07/02

最貧困女子 精神障害、発達障害、知的障害 となりの億万長者 限界効用逓減の法則  効用の変化 投入する単位を増やせば増やすほど減っていく 一人あたり800万世帯あたり1500万でお金の限界効用はゼロに近づく 東証の上場インデックス世界株式 1554 投資対象が日本を除く世界...

最貧困女子 精神障害、発達障害、知的障害 となりの億万長者 限界効用逓減の法則  効用の変化 投入する単位を増やせば増やすほど減っていく 一人あたり800万世帯あたり1500万でお金の限界効用はゼロに近づく 東証の上場インデックス世界株式 1554 投資対象が日本を除く世界の株式 中内功氏 なぜグリーン車にしないんですか? それにのったら早くつくんかい ビル・ゲイツ エコノミーを利用すれば旅費は少なくて済む、ファーストクラスでも、飛んでいる時間は変わらない お金持ち 彼らにとってお金よりも貴重なのは時間ですから、高級食材店で値札もみずにいつものレタスを買う 中国や東南アジアでは、優秀な現地の若者は2−3年日系企業で働いて仕事を覚えるとさっさと、グローバル基準の人事制度をもつ欧米企業に転職していく 人事部 会社が求めているのが、社員の能力でなく、組織の中で働けるかだから 興味の持てない仕事、裁量権のない仕事、希望していない地域での勤務を命じられても、組織のなかで縁の下の力持ちの役割を果たせるかどうか 人事部は見ている 楠木新 欧米の会社 ジョブ型 日本の会社 メンバーシップ型 画期的なアイディアには多様な文化的背景を持つメンバーの化学反応が重要ですが、日本の組織はきわめて同質性が高く、大企業の取締役は、「日本人、男性、高齢者、有名大学卒」という属性でほぼ占められている

Posted byブクログ

2017/06/30

「ひとは幸福になるために生きているけれども、幸福になるようにデザインされているわけではない。」 会社が求めている能力は、組織のなかで働けるか 幸福なひとは幸福な隣人と、不幸なひとは不幸な隣人とつき合う傾向がある。 離婚や死別より、毎日の満員電車の長時間通勤の方がひとを不幸にする...

「ひとは幸福になるために生きているけれども、幸福になるようにデザインされているわけではない。」 会社が求めている能力は、組織のなかで働けるか 幸福なひとは幸福な隣人と、不幸なひとは不幸な隣人とつき合う傾向がある。 離婚や死別より、毎日の満員電車の長時間通勤の方がひとを不幸にする。 「ほんとうの自分」とは、幼い頃に友だちグループのなかで選び取った「役割=キャラ」の別の名前。

Posted byブクログ

2017/06/20

人が幸せを実感するために必要な要素を3つに分類している。 社会資本:地元のつながり 人的資本:成人してからの人のつながり 金融資産:土地や不動産など ①金融資産はこれから重要性が下がる 勝手にこの著者のことを投資のスペシャリストだと思っていたのだが、そんな著者が本書では「経済...

人が幸せを実感するために必要な要素を3つに分類している。 社会資本:地元のつながり 人的資本:成人してからの人のつながり 金融資産:土地や不動産など ①金融資産はこれから重要性が下がる 勝手にこの著者のことを投資のスペシャリストだと思っていたのだが、そんな著者が本書では「経済成長率がゆっくりになっていくこれからの時代においては金融資産の重要性は下がっていき、むしろ人的資本=すなわち労働を有効活用した方がいい」と主張するのは興味深かった。また読者が読み進めるうえでもちそうな疑問も解説の中で丁寧に回答してくれるので、結果的に完全納得してしまった。笑 ②好きなことを仕事にすることの大切さを問いている 近年流行り?の幸福学=社会資本を強化(強いつながりを大切にしよう)といった主張が多い中、著者は「強いつながりは最小限に留めたうえで、弱いつながりをたくさん持つ生き方」="フリーエージェント"戦略という主張に帰結する。 ③3つの資本全てを高めることはできない 金融資産の増大と社会資本の増大は相反するため。なんとなくわかることではあるが、遺伝学と歴史からの解説が多くの気付きを与えてくれる。

Posted byブクログ