あなたならどうする の商品レビュー
昭和歌謡、さいこう。それになぞらえたこの小説も。井上荒野らしい、ダメダメでグスグズな登場人物たちを、なんとなく愛しく感じてしまうのも、背景に昭和を感じるからなのかも。
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どこか不安で、薄気味の悪さを孕む由緒正しき(?)井上節。ただ"ジョニーへの伝言"のラストは少しだけ珍しい空気だったかな。
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歌謡曲のワンフレーズを題材に荒野さんが膨らませて書いた短編作品。歌詞が男女のもつれをテーマにしているので、爽やかとか、フレッシュな恋愛とは程遠いかなぁ、と。昭和な歌詞と現代の恋愛を上手く絡めて書いてあり、今と昔の恋愛のちょっとした違いや感覚を味わえる内容でした。
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懐かしの歌謡曲とリンクしているようなあまりしていないような微妙な感じ。少なくとも私が題名から求めていたものとは違っていたかな。
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昭和歌謡曲の歌詞にインスパイアされた、珠玉の九篇 と、ありますがどれも男女のどろどろ感を荒野さんの言葉で綺麗に、かつ、不気味にまとめてるのだけど、どの話もピンとこなかった。好みじゃなかった。
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男と女のどろどろした感情が蠢いているにソフトタッチ。面白かった。むき出しだわーいろいろと。でも荒野さんが書くとそんないやらしくないのはなんでかな。爽やかでもないけど、眼を背けたくなるようなエグさはない。人間だもの、そういうのあるよね、という同調の気持ちが生まれてくる。本書は歌謡曲...
男と女のどろどろした感情が蠢いているにソフトタッチ。面白かった。むき出しだわーいろいろと。でも荒野さんが書くとそんないやらしくないのはなんでかな。爽やかでもないけど、眼を背けたくなるようなエグさはない。人間だもの、そういうのあるよね、という同調の気持ちが生まれてくる。本書は歌謡曲の1節をベースに小説が作られている。ジョニーへの伝言、よかったなあ。冒頭の歌詞と内容がもう見事にシンクロ。歌は知らないけど、女心の切なさと強がりが上手に切り取られている。最後、サルビアの花。おにぎり結ぶ青年、きっといいことある!
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【歌謡曲の世界が、いま小説として甦る】昭和を彩る歌謡曲を題材に生れた小説たち。「時の過ぎゆくままに」「小指の想い出」など名曲が鮮やかに甦る珠玉の短編集。
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