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かわいい結婚 の商品レビュー

3.5

44件のお客様レビュー

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    6

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2021/08/09
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

あの子は貴族、を呼んでから立て続けに読んでる山内マリコさんシリーズ この方は本当に30前後の我々のリアルな苦悩を書くのが上手い。自分が友達と話してる内容がもろに出てくるので、読み終わった時に友達とお茶して喋りまくった後みたいな満足感がある。 地方都市、母親世代との感覚の差、男女の差や女性のキャリアなど、今まさに自分が悩んでるモヤモヤがたくさん詰まってた。 結婚したからって幸せになれるわけじゃないし、世の中に幸せいっぱいのかわいい結婚、ができる人なんてやっぱりいないよなぁと痛感させられる。結婚は生活かぁ

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2021/05/25

「かわいい結婚」 結婚する時に旦那側のお母さんに言われる「◯◯の世話してやってくださいね」の意味になるほどなと思った。 「悪夢じゃなかった?」は男性が実際に女性になってみて、女性の大変さに気づいていく過程が面白かった。 面白くないことはないけど、全体的に内容が薄いように感じた。

Posted byブクログ

2021/05/08

読もうと思った理由 著者の描かれている世界が面白いから 現代の結婚に対する女性の感情がリアルに表現されていて読みやすく面白かったです。

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2021/02/10
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

女の人が抱える悩みをそれぞれの物語で語る 最初のかわいい結婚はタイトルとかけ離れた 現実の結婚という感じ。 バリバリ働いていたひかり。結婚がゴールでその中には普通の幸せがあると思っているけど 結婚したときから始まる家事 掃除 洗濯。 どれも簡単だと思っているけど、これが難しい。 そして終わりもない。なんとなく分かります。 でも結婚相手が誰であれそれは変わらない。 それなら今の旦那さんがいい。確かに。 悪夢じゃなかった?はクスクスと笑えます。 女性を見下してた男性がある日女性になる。ファンタジーだけど、現実で女性を下に見てる人は一回本当になってみて欲しい笑 こんなに大変なんだとか、お洒落はこんなに身体はるのかとか、買い物は確かに楽しいこと、そりゃお金かかるわ。最後主人公が、男に戻れるけど女装化になってるのも良い。 お嬢さんたち気をつけて 仲の良い2人の話だけど 田舎にとどまる子と 都会にいく子で生活も性格も変わる。 好みも全て似てた2人が環境でこんなにも変わる 逆をいえば選ばなかった方はこうなってる でもそれが幸せだったとも言えない。 完全に幸せはそれほど難しい。 家庭にはいれば幸せ? 自由があれば幸せ? そのどちらにもやはり悩み苦悩はあるということ。 どれも面白かったです。

Posted byブクログ

2021/01/24

山内マリコ先生の描く女の子は、もっと強くてしなやかであって欲しかった…! 好みの問題だけど、あまり感情移入はできなかったなぁ。

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2021/01/17

表題作をふくむ全3篇収録の短篇集。どの作品もとってもおもしろいです。どちらかといえば、女性向けなのかもしれませんが、オトコの僕が読んでもすごく楽しめました(まあ、僕はオトコとしてのマジョリティであろう「性欲原理で女性を見てばかりのタイプ」や「男尊女卑タイプ」では、どちらかといえば...

表題作をふくむ全3篇収録の短篇集。どの作品もとってもおもしろいです。どちらかといえば、女性向けなのかもしれませんが、オトコの僕が読んでもすごく楽しめました(まあ、僕はオトコとしてのマジョリティであろう「性欲原理で女性を見てばかりのタイプ」や「男尊女卑タイプ」では、どちらかといえばないからかもしれません)。 頭にも胸にも特に響いたのが『悪夢じゃなかった?』という作品。カフカの『変身』のパロディから始まります。ある朝目覚めると、主人公の男が若くグラマラスな女に変身している。 この主人公は、たとえば「女性専用車両に乗るのは本当の女じゃない、ブスとババアだけで、彼女らは女ではない」というような考え方をしている。そればかりか平然と、恋人にもそう言ってしまう。性欲でしか女性を見れていないような次元にいるのでした。そんな、女性を蔑視している主人公が、多くの男からの性欲の的になる若くグラマラスな女性に変身するのは皮肉が効いています。そして、主人公はだんだん女性が感じている不快さを、身をもって感じていくようになる。 読みながら、これだけ女性の生きる世界について「はー! そうなのか! 考えてみればそうだよね!」と本質的なところを知ったり考えたりしたことはなかったです。僕と言う男が、なんとなくわかった気でいたり、知ろうとしてさえいなかったり、こっちが介入するものでもないしと遠ざけていたり、瞬間的に放っておいたり、誤解していたりした、女性が生きているその世界が描かれている。つまり、女性はこの世界をどう感じているのか、女性からこの世界がどう見えているのかが描かれている。 まだまだ誤解があり、予期しにくい間違いをこれからもしでかす危険性を持っていることをふまえつつ言いますが、女性といくら話をしてもきっとわかることができなさそうなことを、この作品から肌感覚レベルでわかることができる、というか。 なんて優しくて、なんて大変で、そして楽しくて哀しい生のなかを生きているのだろうか。強めの抑圧に境界を定められながら、その内を手一杯走りまわるかのよう。「生きがい」と「危険」の濃淡のはっきりしたワンダーランドで精いっぱい生きているような感覚でした。例外はいろいろあるでしょうけれども。 『悪夢じゃなかった?』を読み、個別的に見ればまた違うのだろうけど、女性一般の存在っていうか、人生としての女性性に「あなたがたが好きだわ」と思いました。とはいえ、ここでも描かれている、男性のいやらしさや汚さを僕も持っていて、それは逃れられないサガのようでもあり、残念な気持ちはある。残念な気持ちというか、原罪を抱えているかのような感じがします。そういったところは今後、自分で考えていけばいいのだけど……。 ともあれ、ラストで腹の底から笑えました。可笑しいのと嬉しいのと驚きと優しさで笑えました(ネタバレになるので詳しくはいいません)。ここは、はっきり言いきっておきます、『悪夢じゃなかった?』は傑作です!! 最後の『お嬢さんたち気をつけて』も都会と田舎の対比がうまかったですし、もちろん口火を切る『かわいい結婚』もギャップにおどろく作品でおもしろかった。 アマゾンをちょろちょろしている時に、なんとなしにクリックして手にいれた作品でしたが、そういう出合いもあなどれません。苦味のあるコメディといった感じですが、そういうテイストで突き抜けてくる印象があります。満腹!っていうくらい楽しみました。

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2020/08/21

読み途中メモ 文体があっさりしててとても読みやすいし、主人公のキャラクターがとても現代的でねちねちせずあっけらかんで好感が持てる。途中のネットの知恵袋的な演出も好き。 

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2020/05/28
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

21歳の私は時々なにもかも投げ捨てて誰かのお嫁さんになれば人生イージーじゃね?って考えることがある。そんな私にどんな選択をしてもイージーなんてねーよって教えてくれるのがこの本。私のバイブル。

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2020/04/18

どうしても出てくる女の子に共感できず。 友達にはなれないタイプ。 と思いながら読んでなかなかしんどかった。

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2020/03/18

一つ一つの話が面白かった。特に一つ目が印象的。 結婚とはこういうことか、家事とは、女が家庭に入るとは、、これが現代か。田舎と都会の厳しさや女の面倒なところとか。 山内マリコさんの文章は自然で皮肉も混じっているけど、面白くどんどん読みたくなります。

Posted byブクログ