阿・吽(6) の商品レビュー
最澄と空海が長安に着いた。 ある程度、バックグラウンドをご存知の方は、この巻から読んでも良いのではないでしょうか。 それくらい、ストーリーが勢いに乗ってきている。 ・空海の書の深遠さ ・密教の達人の化け物感 ・仏教の悟りの深さに到達するための、修行と言葉の効果 私のような...
最澄と空海が長安に着いた。 ある程度、バックグラウンドをご存知の方は、この巻から読んでも良いのではないでしょうか。 それくらい、ストーリーが勢いに乗ってきている。 ・空海の書の深遠さ ・密教の達人の化け物感 ・仏教の悟りの深さに到達するための、修行と言葉の効果 私のような素人がイメージしやすくなるような描写。
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初っ端から霊仙和尚毒殺で辛い。 でも途中のサイバーな般若三蔵のところといい、霊仙和尚の巻でした。 三蔵さんたちみんな管付いてるし、霊仙と空海が降りていく法界への扉も魔方陣みたいでかっこいいです。 一切は虚妄。色即是空、空即是色。対象化する己の阿頼耶識も「空」。うーん、わかるような...
初っ端から霊仙和尚毒殺で辛い。 でも途中のサイバーな般若三蔵のところといい、霊仙和尚の巻でした。 三蔵さんたちみんな管付いてるし、霊仙と空海が降りていく法界への扉も魔方陣みたいでかっこいいです。 一切は虚妄。色即是空、空即是色。対象化する己の阿頼耶識も「空」。うーん、わかるようなわからんような。。 でも、霊仙和尚が橘にかけた「全ては変わるゆうことや」には、わたしもこれからこれから!と思えました。 ここで最澄と空海の道が分かれるのか。続きも楽しみです。 白居易も出るのか…すごいな。
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怒涛のごとく展開する「長安編」。まず一ページ目から度肝を抜かれる。そして豪華絢爛な長安の描写は、著者の緻密かつ豪快な画力で、日本人留学生たちの驚きを追体験できる。 さて、しかしだんだんわからなくなってきた。「すごい」人物たちがぐわーっと一気に登場し、なにが「すごい」かもわからない...
怒涛のごとく展開する「長安編」。まず一ページ目から度肝を抜かれる。そして豪華絢爛な長安の描写は、著者の緻密かつ豪快な画力で、日本人留学生たちの驚きを追体験できる。 さて、しかしだんだんわからなくなってきた。「すごい」人物たちがぐわーっと一気に登場し、なにが「すごい」かもわからないまま、印象だけが一人歩きを始めてしまったような気もする。 それがいいのか悪いのか、現時点では判断がつかない。
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紐(でも縄でも紙テープでも)を輪にしたら両端が出逢ったよ、みたいな……?(わかってない) 橘逸勢、かなり気になるキャラクターになってきたぞ
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活気のある国際都市長安が上手く描いています。契丹人リフィフォアと橘逸勢にはどんなドラマが待っているのでしょう。入唐後の空海は、恵果から直ちに法を受け継いだ話を聞いていたので、まず、高僧般若三蔵・牟尼室利三蔵の教えを受け、認められてからというのは、腑に落ちるエピソードでした。空海と...
活気のある国際都市長安が上手く描いています。契丹人リフィフォアと橘逸勢にはどんなドラマが待っているのでしょう。入唐後の空海は、恵果から直ちに法を受け継いだ話を聞いていたので、まず、高僧般若三蔵・牟尼室利三蔵の教えを受け、認められてからというのは、腑に落ちるエピソードでした。空海と最澄の唐での修行は、まるで、陰と陽です。この違いが、日本に帰ってからのドラマの伏線ですね。面白い。次巻が待たれます。
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仏教も、最澄も空海も、殆ど教科書に出てたな、程度の知識しか持ち合わせてなくても、読み始めると周りの音が消えると言うか、脳みそがこの漫画に吸い込まれそうになる。経典に集中し、その文字情報に没頭する最澄の様、知識の海に文字通り潜り込んで行く空海、この「感覚」は凡人の自分にも「解る」感...
仏教も、最澄も空海も、殆ど教科書に出てたな、程度の知識しか持ち合わせてなくても、読み始めると周りの音が消えると言うか、脳みそがこの漫画に吸い込まれそうになる。経典に集中し、その文字情報に没頭する最澄の様、知識の海に文字通り潜り込んで行く空海、この「感覚」は凡人の自分にも「解る」感覚なのだ。正に『阿・吽』を読んでいる時の自分がそうである様…知らない事を知り喜びへと集中する感覚、あの快楽は何ものにも代えがたく、自分が自分である限り衰えないのでは、と思うのだ。 小難しい事は全く解らないんだけど、もうなんか得体の知れないものに引っ張られる感じで読んでしまうんだよなぁ『阿・吽』。ナチュラル天才の空海、本人は努力の積み重ねで今がありますとしか考えてなさそうな最澄。才能の有る・無しは「集中力」を意識せずとも発揮できる者の事を言うんだな…と思う。
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