パパ伯爵の溺愛プロポーズ の商品レビュー

伊郷ルウ(著者),サマミヤアカザ

2021/06/29

何とも言いようのないお話でした。
溺愛でもないし、パパ伯爵感も無かったし、プロポーズって言っても後半チラッと出ただけだし。。。
ストーリーに関係ない描写が多かったなぁ。「これ何かの伏線？」って思うくらい、チョコチョコなんの為だか分からない文章があったし、団体旅行とか宿泊客のおじいさんとのやりとりとか、子供の登場する意義も、ちょいちょい出てくる主人公の感想も、、、あった実話ありのまま文字に起こしたようなね、そういう感じ。

2017/06/16

面白かったです。
すらすらと読めて、注文して届いた日に数時間で読了しました。

ドイツのイケメン伯爵とその幼い息子が日本料理店を訪れたことから、日本人青年琉真と伯爵ルドガーは出逢います。
琉真はアルバイトをしながら休日には古城巡りをして撮影をしています。目指すはプロのカメラマン。
印象的な出逢いを果たした二人はその後、再び出逢うことに。
琉真がたまたま撮影したいと立ち寄った古城の城主がルドガーでした。
自分の恋愛感情を隠すことなく琉真に示すルドガーに、琉真は戸惑い気味で―。

もうちょっと人物の内面を掘り下げて欲しい気がしました。
例えば攻めのルドガーについて。その人となりというか嗜好が今一つ掴めません。
外国人の青年を恋愛対象として見るのに違和感がないのかどうか？　あまりに抵抗なく同性を恋愛対象として見ているから、元からゲイなのかな？　と思ったり、そういう部分が今一つ判りにくかったです。
受けの琉真の方は同性に恋愛対象として見られることに当惑したりと、彼なりの葛藤が伝わってきました。

ルドガーの息子（実は甥）のキャラが可愛くて、物語りを盛り上げるのに大活躍していたと思います。