躍進するコンテンツ、淘汰されるメディア メディア大再編 の商品レビュー
・角川会長による2017年著書 ・IT業界はコンテンツを創るものではなく利用するもの ・総務省 →NHK、NTTによる通信、放送の支配 ・パナソニックのスマートビエラCM拒否→テレビをつけた時点で放送以外のコンテンツが出る事が規定違反 →Netflixボタンはテレビ局に相談無しで...
・角川会長による2017年著書 ・IT業界はコンテンツを創るものではなく利用するもの ・総務省 →NHK、NTTによる通信、放送の支配 ・パナソニックのスマートビエラCM拒否→テレビをつけた時点で放送以外のコンテンツが出る事が規定違反 →Netflixボタンはテレビ局に相談無しで実装したことから、家電広告主・テレビ局の長期の蜜月はなくなる。
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何気なく手に取ったけど、この本はスゴイわ。 学術論文と言っても遜色ない! とにかく丁寧な取材と、深堀な考察と。 ものすごく客観的に、過去の実績から、現状分析と、未来の予言をしている。 ここまで「テレビ」「配信」について、きちんと記した書籍があったか? 自分の「思い」に偏らずに、各...
何気なく手に取ったけど、この本はスゴイわ。 学術論文と言っても遜色ない! とにかく丁寧な取材と、深堀な考察と。 ものすごく客観的に、過去の実績から、現状分析と、未来の予言をしている。 ここまで「テレビ」「配信」について、きちんと記した書籍があったか? 自分の「思い」に偏らずに、各章をまとめているのは流石。 特に「放送免許」「放送の送信技術」「配信の送信技術」などのを、読む人(主に文系)にとって分かりやすく解説しているのは、本当にすごい。 隅々まで理解しているからこそ、要約できている訳で。 こんな年輩の方が、ここまで詳しいとは思わなかった。 官僚とも人脈があり、「勉強会」「意見交換会」「検討会」の各会に参加しているだけあって、文章の根拠に説得力ある。 もちろんプラスして取材もされているが、その取材相手が確実に「キーマン」のため、ズバリ直球の話が聞けている。 普通の人では、絶対に会えない。 特に海外の要人の言葉は直接聞けるわけがない! 日本の大手出版社のトップ、さらに映画プロデューサーとしての人脈もあるからこそ。 「4K・8K」「オリンピック」「放送と配信の未来」・・・ 我々はどうべきか? 誰がちゃんと答えられる? 本当に絶対に今読んでおくべき本! (2017/7/12)
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
旧郵政をめぐるハイビジョン・地デジ騒動、テレビメーカーの離反、日本式官製イノベーション、放送と通信の融合に対する放送の反対、法による再定義への自縄自縛、、。第三者としての冷静な洞察と、出版界での経験・自戒を込めた提言。
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ニューヨークタイムスにしてもワシントンポストにしてもアメリカの新聞社のデジタルトランスフォーメーションは実はネットフリックスの登場がその下地を作ったという説を聞いたことがあります。今までのメディアはテレビでは編成、新聞では編集というように送り手の都合でコンテンツが作られていたもの...
ニューヨークタイムスにしてもワシントンポストにしてもアメリカの新聞社のデジタルトランスフォーメーションは実はネットフリックスの登場がその下地を作ったという説を聞いたことがあります。今までのメディアはテレビでは編成、新聞では編集というように送り手の都合でコンテンツが作られていたものをネットブリックスは徹底的に視聴者側に立ったコンテンツ提供をサービスの基本としていて、それがアメリカの視聴者にとって当たり前になりつつあるから、というのが理由だと。新聞もサプライヤーサイドからディマンドサイドのコンテンツにならなければ生き残れない、それがデジタルトランスフォーメーションの意味なのだと。そこらへんの今起こっている革命の現在進行形ドキュメントとして、そして日本では起こすことの出来なかった革命の敗戦レポートとして読みました。本書が発刊されてからabemaで7400万の累計視聴数という事件も起ったりして、革命は日本にも上陸していることを感じます。著者はメディア三部作の完結編と本書を位置づけますが、まだまだ革命は完結していないので、次作もつい期待します!
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角川歴彦氏の洞察の鋭さ、豊富な知識に脱帽。 出版最大手のとっぷとはこういうものか。 と思わせる。 内容に関しては、自身の知識と読解力が足らず、理解しきれていない。残念。
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前著と重複する箇所がないわけではないが、 それはすなわち、著者としても大事な部分だということなのだろう。 主たる部分はネットフリックスの日本上陸の意味だが、 今回は出版業界ではなく、テレビ業界を主軸に据えている。 2011年に実施された地上波デジタル放送の意味から出発し、 “...
前著と重複する箇所がないわけではないが、 それはすなわち、著者としても大事な部分だということなのだろう。 主たる部分はネットフリックスの日本上陸の意味だが、 今回は出版業界ではなく、テレビ業界を主軸に据えている。 2011年に実施された地上波デジタル放送の意味から出発し、 “放送と通信の融合”というのがいったいどういう性質のものなのか、 通時的に解き明かしてくれている。
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