日本一やさしい天皇の講座 の商品レビュー
皇室の歴史を要点ごとに解説した上、なぜ天皇が必要なのか、皇室が長く続いてきたのはなぜなのか、そもそも天皇とは何なのか、という疑問に著者なりに答えている。 東大憲法学の権威である宮沢俊義のせいで、現代日本人の多くは天皇について誤解している。天皇は戦前も戦後も変わらず国家元首だし、政...
皇室の歴史を要点ごとに解説した上、なぜ天皇が必要なのか、皇室が長く続いてきたのはなぜなのか、そもそも天皇とは何なのか、という疑問に著者なりに答えている。 東大憲法学の権威である宮沢俊義のせいで、現代日本人の多くは天皇について誤解している。天皇は戦前も戦後も変わらず国家元首だし、政治的決定権たる主権をもたない。 なぜ皇室が長く続いてきたかといえば、タマタマだと著者はいうが、歴史上、皇室のピンチは何度もあり、その度に先人たちが知恵と努力で皇室を守ってきた。これから先、皇室が窮地に陥ったとき、今の日本人がこれを守っていけるかどうか、心配でならない。
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皇室とは?天皇とは?1400年以上一度も途切れることなく脈々と受け継がれてきた日本の皇室について、また影響力があった歴代の天皇について、とても分かりやすく書かれています。その歴史を踏まえた上で、今後の皇室のあり方について筆者の意見が展開されています。歴史を学んで答えを導き出す、と...
皇室とは?天皇とは?1400年以上一度も途切れることなく脈々と受け継がれてきた日本の皇室について、また影響力があった歴代の天皇について、とても分かりやすく書かれています。その歴史を踏まえた上で、今後の皇室のあり方について筆者の意見が展開されています。歴史を学んで答えを導き出す、というのは筋が通っていて良いのですが、文章の所々にややエキセントリックなことばが見られ嫌味な感じがしてそこだけが残念でした。
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『日本一やさしい天皇の講座』 ほぼ日書評 Day274 平成最後、「生前退位」の是非が議論されていた時点での書。日本史における天皇の権威、特に武家政権時代に、一人の将軍を除いて、なぜ誰も自分が天皇になろうとしなかったのかを解く。1192年、源頼朝が将軍となり鎌倉幕府成立、イコ...
『日本一やさしい天皇の講座』 ほぼ日書評 Day274 平成最後、「生前退位」の是非が議論されていた時点での書。日本史における天皇の権威、特に武家政権時代に、一人の将軍を除いて、なぜ誰も自分が天皇になろうとしなかったのかを解く。1192年、源頼朝が将軍となり鎌倉幕府成立、イコール武家の時代が到来と考えてしまいがちだが、実際には頼朝は京都(公家)かぶれで、一方の義経は本当に偶然の勝ちを拾っただけだった、全戦全勝は足利義満、織田信長は最弱など、従来のイメージと異なる像が描き出されて興味深い。 https://www.amazon.co.jp/gp/product/4594077218/ref=as_li_qf_asin_il_tl?ie=UTF8&tag=nobu2kun-22&creative=1211&linkCode=as2&creativeASIN=4594077218&linkId=4a74e081583489662d2d087a182546a6
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倉本先生の本を読んで、思わず涙ぐんだのは初めてだろうな。 単に、天皇とは、と言うことを勉強したくて手に取ったのだが、皇室と歴史、政治との関わりから説き起こし、最後はこの度の御譲位と、それによって炙り出されたもの、そうして日本とは何かと言うことを問いかける。 憲法論議はするべき...
倉本先生の本を読んで、思わず涙ぐんだのは初めてだろうな。 単に、天皇とは、と言うことを勉強したくて手に取ったのだが、皇室と歴史、政治との関わりから説き起こし、最後はこの度の御譲位と、それによって炙り出されたもの、そうして日本とは何かと言うことを問いかける。 憲法論議はするべきなのだと思う。 内容を、本当に変えるべきかも含めてきちんと、日本をどうしたいかを、日本人が、考えなきゃ始まんない。 今回も、悪徳司祭として宮澤俊義が登場。
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序盤はなかなか興味深い内容だったが、どんどん単なる歴史や面白みに欠ける話になってしまい、終盤は飛ばし飛ばし読んだ。結局は最後の天皇譲位に対する著者の考えを述べるために、前知識としてそれまでの記述があったという事で、「日本一やさいい天皇の講座」というよりは、著者の「皇室論」の一種だ...
序盤はなかなか興味深い内容だったが、どんどん単なる歴史や面白みに欠ける話になってしまい、終盤は飛ばし飛ばし読んだ。結局は最後の天皇譲位に対する著者の考えを述べるために、前知識としてそれまでの記述があったという事で、「日本一やさいい天皇の講座」というよりは、著者の「皇室論」の一種だったね。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
博識あまりある倉山先生が、なぜ天皇は必要か?なぜ一度も途切れる事なく続いたか?天皇、皇室とはそもそもなんなのか?を読者にひもとくために初代からの歴史とその時代の権力者とのかかわりを要点を絞り解説してくれる。 不勉強な為、理解に至らぬところも多々あるが概ねの思いは伝わった。 終盤の天皇が独裁者でもなく傀儡でもなく立憲君主であるとの視点から、昨年8月の二度目の平成の玉音放送を受けて皇室典範を変えることは憲法四条に反しないという主張は説得力がある。
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確かに平易に書いてある。(「やさしい」という言葉はあまりに似合わない筆者なので、タイトル見るだけで疑ってしまった。丁寧に帯に顔写真がついてるのに、どの本も睨み付けてきてるので。)同じ主張を繰り返し書くことで語調を強めるのは十八番。その部分だけ印象に残ってしまう。よく調べてあるので...
確かに平易に書いてある。(「やさしい」という言葉はあまりに似合わない筆者なので、タイトル見るだけで疑ってしまった。丁寧に帯に顔写真がついてるのに、どの本も睨み付けてきてるので。)同じ主張を繰り返し書くことで語調を強めるのは十八番。その部分だけ印象に残ってしまう。よく調べてあるので、たしかに「やさしい」
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天皇を中心に俯瞰した日本の歴史で,この本を読んで初めて知ったことも多く,大変興味深く読みました。 武家が政権を担うようになってから,一部を除いて影が薄い天皇家ですが,その中でも時の政権と渡り合われた英邁な方もおられたというのが,特に印象に残りました。 現在は,世界でも稀有な存在...
天皇を中心に俯瞰した日本の歴史で,この本を読んで初めて知ったことも多く,大変興味深く読みました。 武家が政権を担うようになってから,一部を除いて影が薄い天皇家ですが,その中でも時の政権と渡り合われた英邁な方もおられたというのが,特に印象に残りました。 現在は,世界でも稀有な存在であられる天皇家が,今後も続いて行かれるよう,日本国民が真剣に検討しなければならない,歴史の転換点であることをひしひしと感じました。
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人に言うことを聞かせるためには、当然、理由・大義名分が必要。 戦国時代、時の為政者は、どれだけの権力を持っていたとしても、天皇にとって変わろうとしなかった(ただし、足利義満を除いて) それでは下のものを従わせるためにはどうするか。「権威」を以て従わせた、というのが本書の説くところ...
人に言うことを聞かせるためには、当然、理由・大義名分が必要。 戦国時代、時の為政者は、どれだけの権力を持っていたとしても、天皇にとって変わろうとしなかった(ただし、足利義満を除いて) それでは下のものを従わせるためにはどうするか。「権威」を以て従わせた、というのが本書の説くところである。
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憲政学者の倉山氏が、日本の歴史を紐解きながら、天皇の位置づけを分析した一冊。 保守とか関係なく、歴史的に天皇制が維持したのはタマタマであり、かつそれを守る人がいたからだというのは目から鱗。 そして、世界に冠たる君主制を今後も維持することの意味を学んだ。
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