ビジュアル数学全史 の商品レビュー
図書館で借りた。 1頁に1トピックスを扱い、タイトルにあるように人類誕生前から、最新トピックまでの全史をまとめた本。 ビジュアルと冠してあるように全編カラーで写真も多いが、1枚をイメージ図的に横にあるだけなので、図形的幾何的な理解を助けるものにはならないと思った。 また、1頁とい...
図書館で借りた。 1頁に1トピックスを扱い、タイトルにあるように人類誕生前から、最新トピックまでの全史をまとめた本。 ビジュアルと冠してあるように全編カラーで写真も多いが、1枚をイメージ図的に横にあるだけなので、図形的幾何的な理解を助けるものにはならないと思った。 また、1頁という構成なので、深い数学議論には入れない。 あくまで、歴史をざっと見る詳しい年表のような使い方をする本と思った。
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原題は"The MαTH βOOK"。 年代順に、数学の重要なトピックを1ページに1つずつ紹介していく。 もちろん、「すべて」を網羅できるわけではないので、タイトルの「全史」にはいささか大仰な感じも受けるが、「数学」の広がりを感じさせるには十分である。さながら...
原題は"The MαTH βOOK"。 年代順に、数学の重要なトピックを1ページに1つずつ紹介していく。 もちろん、「すべて」を網羅できるわけではないので、タイトルの「全史」にはいささか大仰な感じも受けるが、「数学」の広がりを感じさせるには十分である。さながら、数学百科事典である。 「ビジュアル」と冠されているのは、各トピックを象徴する図版や写真が1つ以上ついているため。数式は必要最低限。1トピック1ページで概念を説明するというのは、なかなかの力業だと思うのだが、専門家でなくてもイメージがわくように噛み砕いて説明されている。そのため、門外漢でも読める。但し、骨はある。唸りながらも目眩く数学パラダイスに呑み込まれる。 トピックは、「ゼロ」、「虚数」、「ピタゴラスの定理」といったよく知られたものから、「四色問題」、「騎士巡回問題」、「鳩の巣原理」といったパズル的なもの、「情報理論」、「フラクタル」、「カタストロフィー理論」など複雑な系に関するトピックまで幅広い。 ユークリッドやニュートン、フィボナッチやフェルマー、オイラーにガウス、「ブルバキ」、フォン・ノイマン。数学上の偉人も数多く出てくる。 おもしろいところでは、数学者が犯罪捜査に協力するテレビドラマ(「NUMB3RS」)などというのも紹介されている。 数学がこれまで取り組んできたもの、すでに解決された問題、予測はされているが証明はされていないもの。 広く、深く、現在・過去・未来を俯瞰している。 本書は数学ゲームで知られるマーティン・ガードナーに捧げられている(もちろん、本書にはガードナーの項もある)。数学の奥深さ、おもしろさをわかりやすく伝えるという意味では、なるほど、ガードナーの精神を継ぐものなのかもしれない。 (ああ、数学のできる人になりたいなぁ・・・)
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クリフォード・ピックオーバーのビジュアル数学全史を読んでいます。 普通の読み物ではないですが、友人が翻訳をしているので買ってみました。 数学に関連するトピックが1項目1ページで綺麗な図付きで解説されています。 昔から数学の読み物は好きなので、ちょっと時間がある時にぱらぱらとめく...
クリフォード・ピックオーバーのビジュアル数学全史を読んでいます。 普通の読み物ではないですが、友人が翻訳をしているので買ってみました。 数学に関連するトピックが1項目1ページで綺麗な図付きで解説されています。 昔から数学の読み物は好きなので、ちょっと時間がある時にぱらぱらとめくって開いたトピックを読むというのも楽しいものです。
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