過去を変えれば「うつ」は治る の商品レビュー
2020/4月 過去の記憶がうつに影響することを。 本当にこの理論でいけるんだろうか。 実証してみよう
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「過去を変えれば」 というフレーズが気になって購入。 しかしこの手の本によくある 「解釈を変える」 ということだった。 私は中学3年の頃、対人関係に行き詰まって重度のうつ状態に陥りました。そして対処を誤って悪化させることになる。 (特に、短時間睡眠術にカルト宗教信者的に執着していたことが火に油を注ぐことになった) 高校デビューに際し、打開と一発逆転を狙って本来の自分とは違う外交的で明るくて馬鹿で体育会系なキャラを演じて玉砕してしまった。 まるで日中戦争の膠着状態を対米開戦で打開しようとしたようなものだ。 それ以来精神が異常な状態になって普通の対人関係や学生生活・社会生活が送れなくなり、気がつけば結婚もできなかったしお家断絶の現実に直面している。 このお家断絶というのが現在の最大のうつの原因となっている。 両親も嘆いて心配しているし、その両親のことを思うと余計うつ状態がひどくなる。 最近は夜中に目が覚めるようになった。その時に過去や現状や行く先のことを思うと絶望の心境に追い込まれる。 改善のヒントになるかと思って購入してみたが、こんな本、お家断絶という現実の前には役立たずの小細工である。 「未来への不安や恐れは「取り越し苦労」であり、「妄想」にすぎません。そう気づくことで、あなたの魂は輝き出すでしょう」 と書かれていますが、私の家は現実に断絶するのである。今に至ってお家存続が可能だと思い込むことこそ「妄想」なのである。 1 起きたことは、すべてよかった 2 今現在、なんとありがたいことか 3 だから未来はよくなる とも書かれています。 しかし、現実は 1 起きたことは、お家断絶につながった 2 今現在、後悔と絶望に満たされている 3 私の家系は未来には存在しない 本書で改善した例として挙げられているのは、未来ある若い世代だったり、既に子どもがいる方々だったりします。 過去を変えるとか満月理論だとかは、お家断絶の現実の前では小賢しい屁理屈に過ぎません。 まあもっと若い時代に読んでいれば変えられたのかもしれませんが、今となっては手遅れです。 人生のイベントにはタイムリミットというものがあるのです。 https://diletanto.hateblo.jp/entry/2018/12/09/205004
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