富山市議はなぜ14人も辞めたのか の商品レビュー
富山チューリップテレビの取材記録。富山市議の政務活動費などの不正取得を情報公開制度を使って明らかにして行く経緯が淡々と語られている。謎を解明していくプロセスが興味深く、一気に読んでしまった。地域のローカルメディアの重要性を改めて認識させてくれた一冊。全体読み終わった後、冒頭の主な...
富山チューリップテレビの取材記録。富山市議の政務活動費などの不正取得を情報公開制度を使って明らかにして行く経緯が淡々と語られている。謎を解明していくプロセスが興味深く、一気に読んでしまった。地域のローカルメディアの重要性を改めて認識させてくれた一冊。全体読み終わった後、冒頭の主な登場人物を読むと面白い。
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愉快、痛快、欣快な本だ。 富山県というローカルな地方でおきた政治の出来事だが、TBSの「報道特集」でも取り上げられ全国ニュースにもなっていた。小生も、「地方のジャーナリストもやるなぁ」と思っていたが、本書でその詳細な動きを知りただ感嘆の一言である。 本書では、ジャーナリズムとはか...
愉快、痛快、欣快な本だ。 富山県というローカルな地方でおきた政治の出来事だが、TBSの「報道特集」でも取り上げられ全国ニュースにもなっていた。小生も、「地方のジャーナリストもやるなぁ」と思っていたが、本書でその詳細な動きを知りただ感嘆の一言である。 本書では、ジャーナリズムとはかくあるべしという迫真のドキュメントが繰り広げられる。どんなドラマよりもはるかにドラマチックだ。夢中で一気に読み終えた。実に痛快な書である、面白かった。 しかしそれにしても富山市の地方政治は酷すぎる。水も流れないと腐るものだが地方政治もそうなのだろうか。富山市の改革が進むことを祈りたい。 2017年7月読了。
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嘆かわしいというか、腹立たしいというか、見下げ果てたというか、税金を掠め取るなんて前近代の日本なら間違いなく死罪だろうし、今話題沸騰の某北とかその隣の大国とかでも死刑になるのではないだろうか。 挙げ句の果てに、役人も隠ぺいに手を貸していたんだから連座同罪でもおかしくないよね? 刑...
嘆かわしいというか、腹立たしいというか、見下げ果てたというか、税金を掠め取るなんて前近代の日本なら間違いなく死罪だろうし、今話題沸騰の某北とかその隣の大国とかでも死刑になるのではないだろうか。 挙げ句の果てに、役人も隠ぺいに手を貸していたんだから連座同罪でもおかしくないよね? 刑にも服さずのうのうとしているなんて、いつから日本人(というか富山市民だけど)は、こんなに優しく、いや情けなく愚かになったんでしょうね。 富山市民の一人として、自分自身もいかんともしがたく情けなく思います。 まあ端的にいって、権力をカサにきたコソ泥だよね!あまつさえ、議員報酬が全国一になるための値上げ要求を出して議会を通過させているんだから、盗人猛々しいとはまさにこのことだね。 金を返せば済むのなら警察はいらないちゅーの!!ていうか警察は一体何をやってるんだ!? 加えて、おそらく富山市の自民党議員会と民進党議員会らの組織ぐるみの犯罪だったにもかかわらず(だって幹部らがこぞって関与してたもんね)、この4月の選挙で数は減ったもののまだ自民党議員が議会過半数を占めるなんてどゆこと? 本書にもある通り、古代ギリシャ人いわく「政治に無関心な国民は、愚かな政治家に支配される」のをいまだ地でいっています・・・。 本書は富山のローカルテレビ局・チューリップテレビのいわば自賛本なのですが、まあよくぞ取材して明るみに出してくれたと思うのと同時に、「あとがき」で自省している通り、議員報酬引き上げ問題が無かったら政務活動費横領問題まで気がつけたかという課題もあり、これに安堵せずに今後とも引き続き政治へのチェック機能を果たしていってもらいたいものだと思います。期待を込めて星5点!
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