あなたが子供だった頃、わたしはもう大人だった の商品レビュー
>あなたが子供だった頃、わたしはもう大人だった どうにも読みにくく感じてしまい、読み終わるのに時間がかかりました。時系列がバラバラで、文章が長いせいでしょうか。 >彼女は長い間猫に話しかけた こちらはすらすらと読めました。なんとなくですが、こちらのお話の方が好きです...
>あなたが子供だった頃、わたしはもう大人だった どうにも読みにくく感じてしまい、読み終わるのに時間がかかりました。時系列がバラバラで、文章が長いせいでしょうか。 >彼女は長い間猫に話しかけた こちらはすらすらと読めました。なんとなくですが、こちらのお話の方が好きです。
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老夫婦の晩年の会話がストーリーとして流れて行く。時代を遡ったり、居間に戻ったり、この会話は今日なのか昨日のものなのかが曖昧なのだが、不思議としっくりきて、晩年の会話ってこんな感じで良いのかもと思える。もう一話の方は、居間まさに死を迎えようとする父を前に、色々な思い出が蘇る話し。医...
老夫婦の晩年の会話がストーリーとして流れて行く。時代を遡ったり、居間に戻ったり、この会話は今日なのか昨日のものなのかが曖昧なのだが、不思議としっくりきて、晩年の会話ってこんな感じで良いのかもと思える。もう一話の方は、居間まさに死を迎えようとする父を前に、色々な思い出が蘇る話し。医師の宣告に従い、親戚に連絡をすることが、死を認めるようで後ろめたさを感じる、という独白が胸に刺さる。
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このひとの書く文章が好きだ。終活とかそういうことを考える。明日が普通に来る世界は幸せなんだと思う。いつもそばにいる人が明日もここにいるとは限らない。ひとはやはりひとりきりなのかもしれないなと、考えた。
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