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風の名前(3) の商品レビュー

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2022/07/06
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※このレビューにはネタバレを含みます

第一部、文庫5巻中の3巻目。 主人公のお金への思考は、引き続きリアリティがあり、物語の進行に強い懸念を与える。私は読んでいてとても心配したし、不安だった。 そしてやはり主人公はまだまだ子供であり、強がりは私をいつも切なくさせた。 物語は青春ものを思わせる展開に・・・ 師匠たちもそれぞれ色があり、嫌な師もいるが、彼を見守る師もいる。 ハリーポッター的だと感じるシーンは、まさにポッターとマルフォイである。 大学での生活が占める3巻は、貧乏、音楽、憎悪、罪、罰、友情、そして恋。 大学に残るためのお金の苦労が、開いたページから溢れ出てくる。 危険な賭けとも言える行為も、生きるため、大学に残るため。これまでクォートを、金銭的に支援する者はいなかったが、彼のリュート(楽器)を弾く技術を高く評価したパトロンの大物から7タラント(大金)を得て、当面の貧乏からは脱した。 負けず嫌いで、プライドの高い15歳の少年。 大学で秘術を学び、稀に見る才能と努力で周りの生徒からも一目置かれるクォート。 それを良く思わない連中もいたが、彼は親しい友人を作り過ごしていた。 苦労が報われるというよりは、機会に恵まれた、と言うべきか。 それでも彼が生きた3年の乞食生活を考えれば、このくらいの見返りがあっても良い。主人公クォートの大学での生活は落ち着きを見せ始めた。 忘れてはならない。彼は親殺しへの復讐を心に秘めている。 3巻には印象的な女性が3名登場する。 デナ(恋した少女)、デヴィ(金貸しの女性)、アウリ(大学の地下に住む少女)。 今後のストーリーにどうのように関わってくるのか。 読了。4巻へ。

Posted byブクログ