びわっこ自転車旅行記 滋賀→北海道編 の商品レビュー
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※このレビューにはネタバレを含みます
滋賀県に住む五百住姉妹の自転車旅を作者の実体験を元にして描く旅行記。 屋久島編、淡路島編と色々旅行ルートはあるのですが 次女の志歩ちゃんが終始一人で旅をする、滋賀⇒北海道編が 一番リアルに描かれていて、旅情あり、ロマンなしで楽しいです。 旅はとても現実的に描かれており、漫画によくあるご都合展開は一切なく ご飯を食べなきゃ前には進めない。 お金は大事なのである程度ご飯は切り詰める、でも食う時は食う、それが生命。 宿泊代の余裕は無し、なので野宿、野宿は命懸け。 ひたすら自転車を漕いで、食って、漕いで、食ってを繰り返す ヒューマンバイシクルトラベルドラマ。 自転車旅は飢えとの戦い、虫との戦い、太陽との戦い、ケツの痛みとの戦い。 開始から僅か30ページで旅を諦めかけますが、 そこからの復活が最初の山場なので そこまで読んで合わない人は切れば良いのではないでしょうか。 ちなみに帰路はたった2ページであっさり描かれており とてもがっかりする出来なのですが、読者のそんな気持ちを察したのか 「北海道⇒東北編」「東京⇒滋賀帰還編」という続編も出ているので それらも併せて読むと良いと思います。
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この人の書く、満身創痍な女の子が本当にそのようで好き。しかし未成年の女の子を野宿で旅に出させる親ってなんだ。
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