定本 夢野久作全集(2) の商品レビュー
昭和6年から昭和8年までに発表された小説をおさめている。解題には、職業小説家として自信が出てきた時期ということで、面白いものが多かった。読んでいて、あれ?あれ?えっ?となる作品が多く、クセになる。すごく短い作品もあり、読んでいて楽しい。
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1931年から1933年までの小説を収録。 やはり大作の「犬神博士」が印象深かったのと、一巻収録の「二人の幽霊」の改稿版のような「幽霊と推進機」が興味深い。 そして一巻の感想にも書きましたが、解題が非常に充実してて、ありがたいし助かるし、ホント素晴らしい。(書かれた時代背景に対す...
1931年から1933年までの小説を収録。 やはり大作の「犬神博士」が印象深かったのと、一巻収録の「二人の幽霊」の改稿版のような「幽霊と推進機」が興味深い。 そして一巻の感想にも書きましたが、解題が非常に充実してて、ありがたいし助かるし、ホント素晴らしい。(書かれた時代背景に対する考察、夢野久作自身の来歴に関連させた考察、当時の発表雑誌界隈の事情等々の説明と、それこそ、論文になるようなもの凄い情報量……) この全集、解題読むのが楽しみで読んでます。
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