中学生になったら の商品レビュー
子供が中学生になるので、参考になるかと読んでみる。 作者は元先生として、様々な思いをこの本に込めているのを感じる。先生らしい説教っぽいところも少々感じられなくもないが、できる限り中学生活を全体的に説明しようと試みていていい本だと思う。 ただ、200ページあまり文字ぎっしりなので、...
子供が中学生になるので、参考になるかと読んでみる。 作者は元先生として、様々な思いをこの本に込めているのを感じる。先生らしい説教っぽいところも少々感じられなくもないが、できる限り中学生活を全体的に説明しようと試みていていい本だと思う。 ただ、200ページあまり文字ぎっしりなので、自分の子どもにこれをおすすめしても読まなそう(苦笑)。
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〇岩波ジュニア新書で「学校生活」を読む① 宮下聡『中学生になったら』(岩波ジュニア新書、2022年〔4版〕) ・分 野:「学校生活」×「中学生」 ・目 次: 序 章 中学生時代は人生の土台 第1章 中学校の生活 第2章 中学生の勉強方法 第3章 学ぶことの意味を考え...
〇岩波ジュニア新書で「学校生活」を読む① 宮下聡『中学生になったら』(岩波ジュニア新書、2022年〔4版〕) ・分 野:「学校生活」×「中学生」 ・目 次: 序 章 中学生時代は人生の土台 第1章 中学校の生活 第2章 中学生の勉強方法 第3章 学ぶことの意味を考える 第4章 進路を拓く、人生をデザインする 第5章 一緒に考えましょう。こんなときどうする 終 章 子どもの権利条約に出会いましたか おわりに――この本に込めた思い ・総 評 本書は、中学生という新しいステージへ一歩を踏み出す子どもたちに、中学校での過ごし方や中学生として身につけて欲しい知識や生活習慣などを説明した本です。著者は中学校の教員として長年勤務した後、現在は都留文科大学で教員を目指す大学生を教えています。 誰しも新しい環境に飛び込むことは不安だと思いますが、それは同時に、様々な可能性を手にすることだと、この本は教えてくれます。この本を読んで面白いなと思った点を、以下に3点でまとめます。 【POINT①】中学生だからこそ「自分で」考えて行動しよう! 著者は、中学生時代について「自分の意志や判断に基づいて責任ある行動ができるようになるための挑戦と失敗、できたという喜びと、自分で考えていくことへと向かう成長の時期」とまとめています。大事なのは「自分で考えていくこと」です。例えば、部活動は、自分で選ぶことができる体験的学習の1つです。その他にも、勉強のやり方や友だちとの付き合い方なども、誰かに言われたから…ではなく、自分で考えて行動してみましょう。失敗しても構いません。うまくいかなかった原因を振り返ることで、次に活かせる「経験」になります。せっかく中学生になったのですから「自分で考えていくこと」を大事にしましょう。 【POINT②】勉強も「Trial&Error(試行錯誤)」が大事! 中学校では、授業時間も長くなりますし、テストの回数も増えます。だからこそ、家庭学習が大事になります。みんなが同じ道筋で進められる学校の授業と違い、家庭学習は完全に自分のペースで進められる、とても有効な学習活動です。自分にあったやり方とペースで、できるようになるまでトライしていくことが大切です。著者は「計画を立て、実行し、そして振り返りをする中で、自分の性格もわかってきます。すると無謀な計画を立てて自滅するということは減っていき、むしろ日頃から準備をする、心づもりをしながら勉強するといったこと」ができるようになると言っています。是非、このゴールを目指してみましょう。 【POINT③】友だちとの関係はとても大事だけど... やはり中学生になったら友だちは作りたいですよね。でも、トラブルが起こるのも、友だち同士だったりするんです。著者は「いい友だち関係は、ありのままの自分でいられる関係」だとして、それが難しい場合は関係を切ることも必要だと言っています。自分と相手は違うのですから「友だちだから〇〇して当然」と相手に期待しすぎない、あるいは、自分が責任を感じすぎないことが大事です。一方で、自分とは「絶対に合わない」と思う人もいるでしょう。そんな時は適度に距離をとりながら「人とうまくかかわっていくための練習」と考えましょう。自分は自分、相手は相手――その考えを大事にしたいですね。 本書は、中学校生活の様々な場面について、その意義や目的、さらには注意点を説明しています。総ページ数が242ページなので、全部を読もうとすると少し大変かもしれません。目次を見ながら、自分が知りたいこと、悩んでいることに関係する項目を読むというやり方もいいと思います。もちろん、この本で全てが解決できるわけではありませんが、一つの模範解答を示してくれるという点で保護者の方にもオススメの1冊です。 (1324字)
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===== 心身の成長著しい中学時代は、大人になるための土台づくりの時期であると同時に、勉強や進路、部活動や友達との関係に悩む日々でもある。そんな彼らの日常に寄り添い、時に励ましながら、充実した3年間を送る方法を具体的にアドバイスする。自ら考え、判断し、行動する力を身につけたい中...
===== 心身の成長著しい中学時代は、大人になるための土台づくりの時期であると同時に、勉強や進路、部活動や友達との関係に悩む日々でもある。そんな彼らの日常に寄り添い、時に励ましながら、充実した3年間を送る方法を具体的にアドバイスする。自ら考え、判断し、行動する力を身につけたい中学生に最適。「悩み相談」を付す。 ===== ”鉄人28号よりアトムになろう!!”という、自分で考え、判断し、行動できるようになるために、中学校3年間をこういうふうに過ごしてみては、どうですか?という本ですね。 親視線でみてもいい本でした。
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この本ではまず、ふだんの生活について見直すことができた。そして、各教科ごとの面白さに気づくことができた。私がこの本で1番心に残っているのは、4章の高校受験についてだ。高校受験するためには高校を決めなくてはならなくて、その決め方について詳しく書かれていたからだ。私はまだ中3ではない...
この本ではまず、ふだんの生活について見直すことができた。そして、各教科ごとの面白さに気づくことができた。私がこの本で1番心に残っているのは、4章の高校受験についてだ。高校受験するためには高校を決めなくてはならなくて、その決め方について詳しく書かれていたからだ。私はまだ中3ではないが、自分の希望や特性にあったところなどを、まず自分が何をやりたいかで決めることが分かった。この本は、作者の体験もいっしょに書かれていて分かりやすかった。
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