ファイト の商品レビュー

佐藤賢一(著者)

2021/07/16

モハメッドアリになりきって、有名な４試合を描く。ユーチューブで試合を見ながら読むと臨場感もありさすがの迫力。生い立ちや心情、黒人、イスラム教徒の誇りなども試合の中にさらっと書き込んであって自伝風。
表紙の絵も箔力ある。

2018/05/14

モハメド・アリが好きでも無い限り面白いとは思えん。かろうじて試合観たことあるので何となく脳内再生出来たけど、アリの映像すら観たこと無かったら意味不明な書籍じゃなかろうか？

2018/05/01

そうだそうだ…彼はフランス革命全12巻を書き終えたんだっけね～ソニー・リストン戦：挑発に挑発を重ねたけど、本物の人殺しの左ジャブと対戦するのは恐怖以外の何物でもなかった。ジョー・フレージャー戦：現役チャンピオンのまま、ライセンスが取り消され、再起をかけてアンクルトムと罵った低く攻めてくる左フックを受けてダウンし、判定負け。ジョージ・フォアマン戦：テクニックはイマイチだがパンチ力のあるフォアマンにはロープ・ア・ドープ（ロープ際の愚か者）で対処し、８ラウンドでノックアウトしキンシャサの奇跡と呼ばれた。ラリー・ホームズ戦：かつてのスパーリングパートナーは強く、無理な減量が祟って１０回ＴＫＯ負け～☆３つは甘く付けすぎたかもしれない。ＹｏｕＴｕｂｅで昔の試合を見たら「なるほど、ボクシングの試合を文字で表現するとそうなるかぁ…」と納得が言ったが、書く方のスピード感が足りないかな。まあ７０％は出来ているけど、想像するしかないアリの気持ちは読んでいると苛々してくる。佐藤さんは性表現が長けているのに、それがないので残念。ジョージ・フォアマン戦は酷い試合展開でアリなんか負けちまえと思いながら見ていました

2017/06/26

モハメド・アリの視線で4試合描いています。ソニー・リストン。ジョー・フレイジャー。ジョージ・フォアマン。ラリー・ホームズ。
第三者は出てきません。いるのは、アリと対戦者のみ。すべての文章がアリの感情となっています。
試合以外の場外の部分を削ぎに削いで、戦う部分にそれもアリ個人にのみ特化したという構成。単純ですが、物語に入り込む速度は速かったです。

こういう構成の話を読むなら、やはり4試合を見ておかなればいかんよなぁ。外から見た情報と、「ファイト」を読むことで得た感情を、収斂するのが一番贅沢なものと思う。
本は読まないとダメだし。スポーツは見ないとダメだ。
再確認、

2017/06/22

ヘビー級王者、人種差別、戦争、老い……。全ての闘いでベストを尽くした不屈のボクサー、モハメド・アリの生涯を描く闘拳小説。

2017/06/19

学生時代にアリとフォアマンの試合の中継を見た記憶がある。ライブか録画放送かは記憶が定かではないが・・・。
圧倒的に不利な予想で、ロープを背に殴られ続けていたアリが、まさかＫＯ勝ちするとは誰も思わなかった。
只々信じられなかった記憶が蘇った。