カレーライス進化論 の商品レビュー
カレースター・水野仁輔さんによる、日本人の国民食であるカレーの歴史、文化、多様性、将来予想についてまとめた書籍。 インドからイギリスを経て日本にやってきてカレーは、食品メーカーによるカレールウ開発により、全国民の間で「おふくろの味」となっていったとの解説には納得した。 日本独自の...
カレースター・水野仁輔さんによる、日本人の国民食であるカレーの歴史、文化、多様性、将来予想についてまとめた書籍。 インドからイギリスを経て日本にやってきてカレーは、食品メーカーによるカレールウ開発により、全国民の間で「おふくろの味」となっていったとの解説には納得した。 日本独自のカレー4タイプやカツカレー、カレーパンの発祥年や発祥の店名まで書いてあり、流石はカレースターを自称するだけはある。 ゴーゴーカレーやココイチ、ハウス食品の海外戦略の話がトップや事業担当者へのインタビューに基づいた内容で興味深かった。
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筆者があまりにカレーにのめり込みすぎていて面白さを感じてしまう。そもそも職業(?)カレースターとはなんだ。文章中も、”カレーライスがなぜおいしいかを論じるのは、少し滑稽な気がする。リンゴがなぜ木から落ちるのかと同じくらい自明なことだ。”とか”カレーのオープンソース化”(カレーのレ...
筆者があまりにカレーにのめり込みすぎていて面白さを感じてしまう。そもそも職業(?)カレースターとはなんだ。文章中も、”カレーライスがなぜおいしいかを論じるのは、少し滑稽な気がする。リンゴがなぜ木から落ちるのかと同じくらい自明なことだ。”とか”カレーのオープンソース化”(カレーのレシピの共有化)とか笑ってしまう。 内容はカレーのタイトルの通りカレーのルーツが主。日本のカレーの今後の進化にも期待しているようだ。カレー◯◯とかカレー風味の◯◯とか、カレーは本当に無限の可能性を秘めている。なお、私がはじめて知ったことは、カレー粉自身には味はないということ。
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