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今日から第二の患者さん がん患者家族のお役立ちマニュアル の商品レビュー

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2023/05/03

借りたもの。 同棲するパートナーが癌と診断され、彼を支えることになった著者。 がん当事者だけでなく、支える家族の負担……そのしんどさを指して「第二の患者」と呼ばれる事を知り、その立場故の苦悩を描いたエッセイコミック。 お金の問題や知識不足ゆえの不安、諸々の書類提出で慌ただしい事...

借りたもの。 同棲するパートナーが癌と診断され、彼を支えることになった著者。 がん当事者だけでなく、支える家族の負担……そのしんどさを指して「第二の患者」と呼ばれる事を知り、その立場故の苦悩を描いたエッセイコミック。 お金の問題や知識不足ゆえの不安、諸々の書類提出で慌ただしい事…… 自分に「何かできる事は?」「力になりたい」と思って空回りしたり、同じような思いの外野からの“アドバイス”に苛立ったり(自分の事は棚に上げて?)…… 必要な手続きをするのに、保険会社に怒鳴って電話切るのはどうかと思った…… 確かに加入してそんなに経ってないタイミングで、それは偶然だったとしても、保険会社としても悪用を警戒せざるを得ないのは事実。 早期発見か否かによっても変わってくると思うし、抗がん剤の副作用の問題もあり、一概には語れないとも思う。 樋野興夫『大切な人ががんになったとき』( https://booklog.jp/item/1/4413211146 )でも「第二の患者」という言葉に言及していたが、「一番つらいのは当事者」と一蹴していた……それはその通りだし、もしかしたらもっとしんどい人はいるのでは…と思う。転移とか再発とかで…その度に不安や痛みに苛まれている患者が、“「太古の人間」に還って”冒頭の様に訴えてくる(当たり散らす)ことを繰り返すなら、辟易してしまうのも必然だと思う。 このコミックエッセイでも、がん当事者が、告知を受け手術や治療による身体的・精神的負担に原始的な衝動性に陥りやすいという事は理解できた。 それによって人間関係が瓦解する、鬱になる前に「今」を生きる方法に目を向けた方が良いと考える。 がんという病気によって、当事者と周りの人々の、今までの“関わり方がどの様なものだったか”が浮き彫りになるようにも見える。 パートナーの男性って…神崎裕也( https://booklog.jp/author/%E7%A5%9E%E5%B4%8E%E8%A3%95%E4%B9%9F )氏だったのね……

Posted byブクログ

2021/02/18

2021.02.13 がんになった人が当然辛い。 でも、そばにいる人の辛さも考えるべきことである。 支えなきゃ、助けなきゃ、周りの善意の言葉に押しつぶされそうになりながら支柱で居続けようとする辛さ 「隣」にいるのは第二の患者だという視点は正直これまで思ったことがなかった。 これ...

2021.02.13 がんになった人が当然辛い。 でも、そばにいる人の辛さも考えるべきことである。 支えなきゃ、助けなきゃ、周りの善意の言葉に押しつぶされそうになりながら支柱で居続けようとする辛さ 「隣」にいるのは第二の患者だという視点は正直これまで思ったことがなかった。 これは、がんでなくとも、コロナや病気以外のことにも当てはまりそうだ。いつ自分がどうなるか分からないので、この視点や考え方は持っておいても良いだろう。

Posted byブクログ

2020/01/29

最愛の人が、病気になった! 治るまで結婚しない、と宣言されてしまった作者。 ですが、家族でないと入れない場所、とか 同意ができないもの、とかあるのでは?? 婚約者、なら、多少は大丈夫なのでしょうか?? 本人もつらいけれど、それを支える家族もつらい。 何せ代わる事もできないし、...

最愛の人が、病気になった! 治るまで結婚しない、と宣言されてしまった作者。 ですが、家族でないと入れない場所、とか 同意ができないもの、とかあるのでは?? 婚約者、なら、多少は大丈夫なのでしょうか?? 本人もつらいけれど、それを支える家族もつらい。 何せ代わる事もできないし、周囲には何かと言われ 支え、家の用事も仕事もしなければならない。 しなければ、さらに周囲には言われる、という現実。 考えれば考えるだけ、つらいものがあります。 最後の方の、奥さんが看病するのは当然、という 持込み先の編集者の言葉。 当然だ、と思っているならば、立場が逆転した時 当然全てしてくれる、という発言かと。 きっとこの作者と違い、つらくもなく、大変とも思わず すべてを捧げてくれるのでしょう。 この編集者さんの家族は、幸せだと思いますねw

Posted byブクログ