ミルトン・エリクソンの心理療法 の商品レビュー
自らに多くの障害を抱えていたからこそ、天才的な能力を発揮し得たミルトン・エリクソン。 本書を読むきっかけは、NLPにおけるミルトンモデルがどうしてもイメージできなかったから。本家のミルトンは実際にどんな言葉の使い方をしているのか知りたかった為。 でもそれよりも、弟子のザイクとの会...
自らに多くの障害を抱えていたからこそ、天才的な能力を発揮し得たミルトン・エリクソン。 本書を読むきっかけは、NLPにおけるミルトンモデルがどうしてもイメージできなかったから。本家のミルトンは実際にどんな言葉の使い方をしているのか知りたかった為。 でもそれよりも、弟子のザイクとの会話録からみえる、ミルトンの魅力にとりつかれてしまった。 患者の飼い犬バーニーから患者に当てた手紙。子どもや孫に家系史を語るかえるのホワイトタミー。実際のミルトンは治療以外では決して社交的ではなかったこと。患者の潜在意識を徹底して信頼していたこと。などなど。 同じ時代にこの人が存在していたことに、驚きと感謝を感じた。 結局目的のミルトンモデルについては、曖昧さがわかっただけ。 パターンをくずすというのは新たな学び。 幸いミルトンについては、まだまだ書籍がある。今後も探求して行きたい。
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エリクソン直系の弟子、ザイクによるエリクソン本、第一弾。 ミルトン・エリクソンがいかにわけのわからない影響力を持った人だったのかを感じ取れる一冊です。 これを読んだら催眠を自由自在に使いこなせるとかそういうことはありません。 エリクソンの持つ深みと味わいを重視して書かれているので...
エリクソン直系の弟子、ザイクによるエリクソン本、第一弾。 ミルトン・エリクソンがいかにわけのわからない影響力を持った人だったのかを感じ取れる一冊です。 これを読んだら催眠を自由自在に使いこなせるとかそういうことはありません。 エリクソンの持つ深みと味わいを重視して書かれているので混乱することうけあいです。 オハンロンのミルトン・エリクソン入門の対極にある本だと思えばいいかと。
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これは、1973年に行われた、ミルトン・エリクソンとジェフリー・K・ザイクの対話記録であります。 ザイクが抱くエリクソンへの畏敬の念に貫かれた文章によって、エリクソン流心理療法のバックボーンとなる哲学、および戦略的な患者への接近法を多面的に解説する、まさにエリクソンの催眠的心理...
これは、1973年に行われた、ミルトン・エリクソンとジェフリー・K・ザイクの対話記録であります。 ザイクが抱くエリクソンへの畏敬の念に貫かれた文章によって、エリクソン流心理療法のバックボーンとなる哲学、および戦略的な患者への接近法を多面的に解説する、まさにエリクソンの催眠的心理療法の入門書として、最適な著書であります。 ザイクは、この本の「はじめに」で、エリクソン流の心理療法は不適応なパターンを確認し修正することを基本とした、実際的で構造的アプローチである、と述べております。 難解といわれるエリクソンの各技法が、ともに過ごした感動的な時間のなかで、より的確に、平易に紹介されております。エリクソン催眠に興味を抱くすべての人必読の書として推薦いたします。
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