ゼロからわかるマンガの作り方 の商品レビュー
漫画を描く方法。 絵の技術だとか、コマ割りの技術とかではなく、ストーリーや漫画の構成を建てるコツが書いてある。 最初にコンセプトをまとめて、きちんと設計(ネームの作成)してから細部を作りこむという「プロ」としての方法論が書かれていて、実践に向いている。 漫画だけではなく、小説、...
漫画を描く方法。 絵の技術だとか、コマ割りの技術とかではなく、ストーリーや漫画の構成を建てるコツが書いてある。 最初にコンセプトをまとめて、きちんと設計(ネームの作成)してから細部を作りこむという「プロ」としての方法論が書かれていて、実践に向いている。 漫画だけではなく、小説、映画シナリオ等にも役立てられるのではないか。 2ページ漫画から始めて、8、16、24、32ページと段々と構成要素を足して漫画を組み立てる方法を解説。実際の漫画の例と添削を具体的に展開し、非常にわかりやすい。 筆者が言っているように、漫画で成功するためには、自分の強みを見極めて、書き続ける事なのだという。この方式にあったメソッドだ。ゴールを決めて着実にステップアップすることで漫画を作ることを継続できる。 2ページ:箇条書きに出したアイデアを漫画という形にする。 8ページ:2ページの発展。何を書いて何を省くか。すべてを書かず省略することで作品に立体感を持たす。 16ページ:起承転結を意識して9つのプロット(エピソード)で構成。キャラクターを考えよう。 24ページ:起承承転結で中盤に厚みを持たす。共感、あるあるネタで惹きつける。喜怒哀楽以外の微妙な感情を表現。 32ページ:濃いキャラで、作品世界を作ろう。 漫画の描き方系の話も進化しているなと痛感。
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