団塊の後 の商品レビュー
少し先の未来について、かなり幅広く物語形式で書かれている。 ただ、官僚なだけあって政治面が強く、一般市民がどのような生活になるのかふんわりと終わった印象。 三度目の日本という切り口。(一度目は明治の日本、二度目は戦後日本)
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2016年『エコノミスト』誌に連載された絶望的ぬるま湯’26年。東京五輪後に深刻な活力減退に見舞われ出生率0.86。福祉が行き届きニート化した若者は海外で学ぼう、仕事しようとしない。いまや人口の40%は首都圏に住む╱首都圏選出議員の比率少なく多選が難しい政界は再編を繰り返し地方対...
2016年『エコノミスト』誌に連載された絶望的ぬるま湯’26年。東京五輪後に深刻な活力減退に見舞われ出生率0.86。福祉が行き届きニート化した若者は海外で学ぼう、仕事しようとしない。いまや人口の40%は首都圏に住む╱首都圏選出議員の比率少なく多選が難しい政界は再編を繰り返し地方対立で改革への定見を持てなかったが、久しぶりに宗教政党を統合して過半数となった徳永首相は「国家意思を持たない官僚の責任逃れが21世紀に第三の敗戦を招いた」として“近代化”に逆行する〈3つの提言〉で「日本らしさ」を取り戻そうと呼びかけ
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従来からの著者堺屋太一氏の基本スタンスは「脱東京」 東京は国の資金投入の特権階級 この東京を活用することで全国の地方活性化が実現 今は、その熱狂すらがない 高い価値のある東京を始め、各地を時価評価の上、道州制に国債負担とセットで譲渡 国鉄の分割民営化と同じやり方による、国家財政...
従来からの著者堺屋太一氏の基本スタンスは「脱東京」 東京は国の資金投入の特権階級 この東京を活用することで全国の地方活性化が実現 今は、その熱狂すらがない 高い価値のある東京を始め、各地を時価評価の上、道州制に国債負担とセットで譲渡 国鉄の分割民営化と同じやり方による、国家財政の再建、これしかない! 2020年のオリンピック後 「偉大なる凡庸」(ハンナ・アーレント)(82) 優秀なキャリア官僚は、善良・勤勉・調査能力と記憶力に長けている それぞれの省に忠実 2年ごとに異動 考える間も変える期間も無しに前例踏襲 問題を小さくして小手先の対症療法、抜本策の先送り みなその場凌ぎ、本質論を避ける 官僚主導は恐ろしい 決断が出来ないことが怖い cf1941年「日米諒解案」合意を松岡洋右・外務省が蹴飛ばした
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
2026年の日本を描く近未来予測小説。 堺屋さんの切れも鈍ってきているというか、昔からの主張を近未来小説の形で実現化させたがっているという感じがします。 一番の注目点は東京オリンピック後に長期不況が来ている前提になっていることです。 また、タイトルからもあるように団塊の世代が鬼籍に入っていく時代に医療や介護のシステムが余剰になるということです。 加えて、いつもの道州制や税制改革が語られていますが、自分が勉強になったのは上記2点の堺屋さんの解決案でした。
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17世紀の始め30年間 大量の移民が日本に流れ込んだ 忠臣蔵 吉良邸に討ち入りした武林唯七の祖父は中国、孟二寛という医師
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東京オリパラ後の不況の時代を迎え,人口減少に拍車が掛かる日本を描いた近未来経済小説。連立内閣の首相の言葉を借り明治維新,戦後に続く三度目の大改革を主張する。その場しのぎに明け暮れていては先はない,日本もここまでやらないと立て直せないんだろうなあ。少し読みにくいが読む値打ちのある本...
東京オリパラ後の不況の時代を迎え,人口減少に拍車が掛かる日本を描いた近未来経済小説。連立内閣の首相の言葉を借り明治維新,戦後に続く三度目の大改革を主張する。その場しのぎに明け暮れていては先はない,日本もここまでやらないと立て直せないんだろうなあ。少し読みにくいが読む値打ちのある本だ。
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本が出たと聞いてびっくり、まだ意欲的にご活躍されているのですね。堺屋太一氏の日本論かと思えば、(そうなのだが)小説仕立てで読みやすい。他の人にもおすすめ。 数年後の日本を官僚をしている主人公、大学生の息子、現役引退している父の三世代の目線で捉え、話は進む。著者が考える日本がこう...
本が出たと聞いてびっくり、まだ意欲的にご活躍されているのですね。堺屋太一氏の日本論かと思えば、(そうなのだが)小説仕立てで読みやすい。他の人にもおすすめ。 数年後の日本を官僚をしている主人公、大学生の息子、現役引退している父の三世代の目線で捉え、話は進む。著者が考える日本がこうなれば良いな論。今の政治じゃなかなか難しいなと現実とのギャップを感じるが、立ち上がり引っ張っていく人がいれば、やってやれないことは無いと思うのだけれどもね。 官僚たちの仕事、こうして政治は動くのか等政治の裏側がイメージできた点でも勉強になった一冊。 【学・共感】 天国を創った日本人は天国から落ちまいとしてみなしがみつくばかりで、未来への夢や希望も改革の意欲もない。それが今日の「欲ない、夢ない、やる気ない」 戦後官僚政治の本流は、国民人生の規格化、流通の無言化、東京一極集中 あまりに安心安全な環境にいると、遺伝子存続本能が潰れて子孫を増やそうとしない「超安定による不胎化現象」 第一の日本、つまり明治の日本は先進国に負けぬ「強い国」二度目戦後の日本は「豊かな国」を目指していた。これからは三度目の日本として「楽しい国」
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