明智小五郎事件簿(ⅩⅡ) の商品レビュー
明智小五郎事件簿 12 をなんとか読み終わった! 久々にオトナ向けのみの2作。 これだよコレ!と、このドロドロな感じが戻ってきた! 「悪魔の紋章」 流石に怪しい人は比較的早めに気づく。 しかし犯人、スゴい執念だわ。 「地獄の道化師」 これはね、わかりませんでした。 なるほど...
明智小五郎事件簿 12 をなんとか読み終わった! 久々にオトナ向けのみの2作。 これだよコレ!と、このドロドロな感じが戻ってきた! 「悪魔の紋章」 流石に怪しい人は比較的早めに気づく。 しかし犯人、スゴい執念だわ。 「地獄の道化師」 これはね、わかりませんでした。 なるほどね、そういう事から自分を嫌い、 人を憎み始める動機にもなり得るのね。 動機が後付けじゃなくて良いです。
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これで12冊読破。 解説で「戦後しばらくのミステリ作家は、ひとつのトリックをまず大人物で使い、次に捕物帖に回し、最後に少年物に下ろすのが常識だった」と書かれている。だから同じトリックが何度も出てきて、「あれ以前読んだ本」と思った訳だし少年ものトリックには辻褄が合わないものもあった...
これで12冊読破。 解説で「戦後しばらくのミステリ作家は、ひとつのトリックをまず大人物で使い、次に捕物帖に回し、最後に少年物に下ろすのが常識だった」と書かれている。だから同じトリックが何度も出てきて、「あれ以前読んだ本」と思った訳だし少年ものトリックには辻褄が合わないものもあった。
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明智小五郎事件簿、全12巻は本書で完結。 『悪魔の紋章』も『地獄の道化師』も好きだった。本書収録作はどちらも『江戸川乱歩』という作家の特徴を余すところなく伝えていると思う。
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シリーズ最終巻。大正から昭和初期の時代背景、雰囲気や当時のエンターテイメントも含めて、十分に楽しめた。 「悪魔の紋章」「地獄の道化師」どちらもどこかで読んだような展開だったが、子供向けの説明過多なナレーションも控えめで、読みやすかった。 家族関係や男女の関係の前提となっている...
シリーズ最終巻。大正から昭和初期の時代背景、雰囲気や当時のエンターテイメントも含めて、十分に楽しめた。 「悪魔の紋章」「地獄の道化師」どちらもどこかで読んだような展開だったが、子供向けの説明過多なナレーションも控えめで、読みやすかった。 家族関係や男女の関係の前提となっている感覚に・描写に時代を感じる。現代もまだまだ窮屈さを感じるものの、ずいぶんとマシにはなってるんだと思う。
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