アームストロング の商品レビュー
ネズミの冒険シリーズの第2弾。 『リンドバーグ』から少し時代が下り、米ソ冷戦時代のアメリカが舞台。 飛行機に乗って大西洋横断に成功したネズミの乗っていた飛行機が、スミソニアン博物館のネズミのつくった部屋に展示されていたり、今作の主人公が実験に失敗して火災を発生させてしまった時に「...
ネズミの冒険シリーズの第2弾。 『リンドバーグ』から少し時代が下り、米ソ冷戦時代のアメリカが舞台。 飛行機に乗って大西洋横断に成功したネズミの乗っていた飛行機が、スミソニアン博物館のネズミのつくった部屋に展示されていたり、今作の主人公が実験に失敗して火災を発生させてしまった時に「共産主義のスパイネズミ」と言われたりするあたりは、時代や社会をよく反映していると思います。 前作同様、温かみもありながら写実的に描き切る作者の画力により、とても魅力的な作品になっています。 感情移入しやすい動物たちのほか、実在の人物たちの再現度の高いスケッチや、細かく描き込まれたメカに、ページをめくるのを忘れて見とれてしまいます。 乗り物が好きな男子におすすめなだけでなく、宇宙や物理学に興味を持つきっかけになりうることも、この作品の魅力だと思います。
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勇敢なネズミに、娘は心うごされたようだ。ロケットはどうして元の場所に戻ってきたの?世界は広いのに。と質問された。
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月にはじめて降り立った生き物はネズミのアームストロング アームストロングの目がずっとキラキラ輝いてて、素敵だった 宇宙服を作るところと、宇宙服の実験のところ、 月に降りたときの小さな小さな足跡、かわいいな
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「外国の本っておもしろい! ~子どもの作文から生まれた翻訳書ガイドブック」の「3. ファンタジー・冒険」で紹介されていた10冊のうちの1冊。
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- ネタバレ
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月イチ絵本。 リンドバーグ第2弾。 やはり絵がよい。 圧倒的である。 絵を眺めるだけでもいい。 何時間でも見ていられる。 しかしまたお話もいいのである。 リンドバーグに比べるとあり得ない感がハンパない、いやリンドバーグだって充分あり得ないんですけどね(笑) 空はまだしもネズミに宇宙はムリだろ。 ましてや月なんてムリだろ。 と思いつつ、空だってムリなのにリンドバーグは結構素直に受け入れちゃったなと。 いやあこのシリーズもっと色々出して欲しいなあ。 原画展行けばよかった・・・残念である。 最高の絵本だな。
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2年生読み聞かせに持っていきました。 時間:25分 小ネズミがロケットを作り月へ行って帰ってくる話です。 これともう一冊、アポロ11号の本を持って行って「今日は人間のアームストロングが月へ行く話と、ネズミのアームストロングが月に行く話です。両方長いので今日はどちらかで、次回にも...
2年生読み聞かせに持っていきました。 時間:25分 小ネズミがロケットを作り月へ行って帰ってくる話です。 これともう一冊、アポロ11号の本を持って行って「今日は人間のアームストロングが月へ行く話と、ネズミのアームストロングが月に行く話です。両方長いので今日はどちらかで、次回にもう一つ読みますね」と言ったら生徒たちから 「ネズミのはなし!!」とリクエストされたのでこっちを読みました。 学校からもらっている読み聞かせ時間は20分間で、 家で練習した時はちょうど20分かかったので、少し早めに読みましたが…25分かかってしまいました。 毎晩月を見ていた小ネズミが独学でロケットを作り、 時には大失敗したり、人間たちから追われたりしながら、ついに月に降り立つ…その過程が詳細で繊細かつ大胆な絵で語られます。文章だけでなく絵でも語られる本なので、読み聞かせには向かないかもしれませんが、 子供たちは前に集まって「ロケット作っちゃったスゲー!」「このネズミ神じゃん」などと反応してくれました。 備考: ちょうど今、ブロンズ社にて原画展やってるようでした。 https://style.ehonnavi.net/news/2017/05/16_075.html
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空飛ぶネズミ、リンドバーグの続編というか姉妹本というか。リンドバーグをいたく気に入って同じ形の飛行機をダンボール工作したぼーずが熱望してすぐに入手。リンドバーグから地続きの話のようで(老ネズミから若きネズミへのバトンタッチ・エールを送るシーンもあり)、二冊を並べてためつすがめつし...
空飛ぶネズミ、リンドバーグの続編というか姉妹本というか。リンドバーグをいたく気に入って同じ形の飛行機をダンボール工作したぼーずが熱望してすぐに入手。リンドバーグから地続きの話のようで(老ネズミから若きネズミへのバトンタッチ・エールを送るシーンもあり)、二冊を並べてためつすがめつしている。 内容は前回に続いて、手に汗握る冒険物語。創意工夫でロケットを開発するも思いがけないアクシデントでほとんどすべてを失ったり、人間に追われたり…小さな体、つぶらな瞳でがんばるねずみの姿をみていると、自分にもなにかができるのではないかという勇気がふしぎとわいてくる。 絵本といっても、文のボリュームもかなりあって、実際のロケット開発史の勉強にもなり、高学年のぼーずがじっくり楽しめそう。
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