Life 線上の僕ら の商品レビュー
Twitterでオススメされて読んでみた。確かに、高校生から年老いて亡くなるまでが描かれていた! 駆け足で描かれてはいるものの、途中の別れを含めた二人の関係や気持ちの移り変わりが、切ないながらも何か爽やかに描かれていたなあ……。BLは、大抵主人公の受け攻めがひっついて「いつまでも...
Twitterでオススメされて読んでみた。確かに、高校生から年老いて亡くなるまでが描かれていた! 駆け足で描かれてはいるものの、途中の別れを含めた二人の関係や気持ちの移り変わりが、切ないながらも何か爽やかに描かれていたなあ……。BLは、大抵主人公の受け攻めがひっついて「いつまでも幸せに暮らしましたとさ」なていで“余韻”を残して終わるのが定石だけど、主人公二人を看取ることができて、読後、すがすがしい気持ちになった。
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下校途中の白線遊びでめぐり逢った晃と夕希のその先の人生を、ずっと追い続けたストーリー。 少年から大人になり老いていく二人の姿を、クロニクルのように淡々と描き出しているのがとても印象的でした。 淡々としているのに、二人のいろんな感情がひしひしと伝わってきて思わず涙腺崩壊… 晃は確かに迷って逃げて、その脆弱さが理想の攻とは言い難かったんだけど、すごくリアルな心の揺れが切なかったです。大事に思っている夕希の人生を自分が滅茶苦茶にしてしまうんじゃないかという恐怖… スパダリ風でないところが人間くさく、生真面目な男だなと感じました。 夕希はその点、わりと柔軟性があるタイプで、それが却って晃を不安にさせてしまうという…その描き方が絶妙でした。 そして愛し合っているのに別れてしまった二人が、ある約束が縁で再会する…という流れがたまらなかったです…! 相手への想いの深さが心に響きました。 ここだけちょっとドラマチックでベタかな?と思うところもあったけど、こういう再会ものって王道であればあるほど涙が止まらなくなるんですよね。泣きました。 その後の二人の姿もまた淡々と描かれているのだけれど、年をとる毎に二人の笑顔と涙に深い愛がどんどん大きくなっているようで感動しました。 二人は一緒になったことできっとすごく幸せだったんだな…と納得できるエンディング。 ほんとにぐっとくる作品でした。
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