家族の表象 の商品レビュー
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※このレビューにはネタバレを含みます
精神科医による随筆集。1983年から1987年に書かれた(一部私はまだ生まれていない頃!)ものだが、30年の月日を経ても普遍的な物事が多くあることを知る。とくに家族に関連する話ではうなずけることが多かった。 驚いたのは、1987年に終身雇用の終焉の片鱗をすでに予感されていたこと。病気を持つ老人は社会の負担とオブラートに包まず発言する医師がいること。 文章の書き方にも触れていて、ああ、だからこの随筆はこんなにも読みやすいのかと納得。
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