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国衆の戦国史 の商品レビュー

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2018/03/22

今川氏・徳川氏・武田氏に囲まれて「境目の悲哀」を味わうこととなった、遠江の国衆たちの生き残りをかけた決断と行動について、史料に基づいて丁寧に説明している本。この時代、強いリーダーの下に付かないと生きていけないし、強いリーダーだと思ったら簡単に衰退・没落するし(今川氏や武田氏のこと...

今川氏・徳川氏・武田氏に囲まれて「境目の悲哀」を味わうこととなった、遠江の国衆たちの生き残りをかけた決断と行動について、史料に基づいて丁寧に説明している本。この時代、強いリーダーの下に付かないと生きていけないし、強いリーダーだと思ったら簡単に衰退・没落するし(今川氏や武田氏のことね)、中小の国衆の苦悩がしのばれる。

Posted byブクログ

2017/04/16
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※このレビューにはネタバレを含みます

遠江の戦国史。国衆は中小企業の社長で親会社の覇権に左右された。今川VS斯波から、徳川VS武田へ。主な国衆の動向を踏まえた戦国通史。世渡りは重要で幕府奉公衆、斯波家臣など様々な出自がいる。井伊氏について、直虎は女性ではなく関口氏一族の男性??直政は井伊谷の総領家とは関係ない??また、天野氏についても定番だが家を残すために分裂していて興味深い。

Posted byブクログ