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書店員の仕事 の商品レビュー

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6件のお客様レビュー

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2022/02/17
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※このレビューにはネタバレを含みます

本屋さんに行くとき、品揃えのよさ=店舗の大小、店員さんの雰囲気、立地などからどこに行くか決めていましたが、その裏には店員さんの気配があったんだなあとこの本を読んで改めて思いました。 ふらっと入れる店、すぐにほしいから行くけどあんまり行きたくない店、ついつい長居してしまう店…。一言で「本屋」と言っても、その姿はいろいろです。 それにしても、「棚づくり」にそんなに技が詰まっていたとは知りませんでした!決められた分類・決められた配置があるのかなあとぼんやり思っていましたが、それぞれの店員さんの裁量なのですね。そんなことを知ってからまた本屋さんに行くと、新たな発見がありそうです。 ついついインターネット販売や図書館を利用してしまいますが、リアルの本屋さんでしか得られないものも確かにあるはず。(だから、行きたい・行きたくない本屋が自分の中にあるのだから。)その際は、時間が許せば検索機に頼らず自分の力でめあての本を探し当ててみたいなあと思います。

Posted byブクログ

2018/10/31

181031*読了 まさか、こんな本だったなんて!読み始めて、まず思ったのはこれです。笑 NR出版会という、小規模の出版社が加盟している団体が発行する出版重版情報に連載されていた、さまざまな土地の様々な規模の書店員さんの仕事に対する思いがずらずらと集められていました。 やっぱり出...

181031*読了 まさか、こんな本だったなんて!読み始めて、まず思ったのはこれです。笑 NR出版会という、小規模の出版社が加盟している団体が発行する出版重版情報に連載されていた、さまざまな土地の様々な規模の書店員さんの仕事に対する思いがずらずらと集められていました。 やっぱり出版不況なんだなぁ、ってことと、どの方も棚作りを大事にされてるんだなぁってことが、よーく分かりました。 熱い思いを抱く書店員さん達、大変かと思いますが、これからも頑張ってください! 被災地の書店さんが毎年寄稿されていて、当時の大変さを今までで一番感じたように思います。わたしは東日本大震災の震源地から遠いところに住んでいるので、どこか夢のような遠い出来事のように感じていたので…。 被災地では原発、放射能に関する本がよく売れていて、それだけ多くの人が不安に苛まれていたんだなぁと、今になって実感しました。 それぞれの書店員さんの名前の下に異動や当時と書かれていることが多々あって、異動や退職が多い業界なのだなぁと知りました。やりがいもあるけれど、大変なお仕事だと思います。尊敬!

Posted byブクログ

2017/09/23

普段あまり、こういったものは読まないけれど読んだのは書店が好きだからかな。 震災についての項は、じっくり読んだ。 当時は業種は違えど、私も商品の手配に苦労していたことを思い出した。 やはり、人間は娯楽がないと生きていけず、震災などで電気が不通になると電子書籍だけだと困るなと。紙...

普段あまり、こういったものは読まないけれど読んだのは書店が好きだからかな。 震災についての項は、じっくり読んだ。 当時は業種は違えど、私も商品の手配に苦労していたことを思い出した。 やはり、人間は娯楽がないと生きていけず、震災などで電気が不通になると電子書籍だけだと困るなと。紙の本も必要なんだと思う。

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2017/06/25

全国の書店員の仕事。仕事への想い。 地域や店や担当は違えど、苦しいと言われ続ける業界で踏ん張り続ける人たちの声は、何よりの励みになる。 東日本大震災後の、被災地域の書店員の声にも勇気付けられる。

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2017/04/30

人文社会科学書は専門性が高く、読者層がどうしても限られてくる。話題性が高く、エンタメ色の強い一般書と違い、採算面から扱いたがらない書店も多い。その一方、棚づくりには高度な知識と技能を要し、人材確保が難しい分野でもある。その結果、棚の維持管理にも人材の育成にも及び腰になる書店がある...

人文社会科学書は専門性が高く、読者層がどうしても限られてくる。話題性が高く、エンタメ色の強い一般書と違い、採算面から扱いたがらない書店も多い。その一方、棚づくりには高度な知識と技能を要し、人材確保が難しい分野でもある。その結果、棚の維持管理にも人材の育成にも及び腰になる書店がある。

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2017/04/24

書店員の皆様の言葉、その孤独と葛藤に共感し、それでも棚に向き合う姿勢に本当に励まされた。特に東北の書店の方々の言葉には思わず涙が出そうになった。本を読むより楽しいことがたくさんあるが、もっともっと多くの人が書店に足を運んでもらえればなあと思う。しかしそうなるにはもっともっともっと...

書店員の皆様の言葉、その孤独と葛藤に共感し、それでも棚に向き合う姿勢に本当に励まされた。特に東北の書店の方々の言葉には思わず涙が出そうになった。本を読むより楽しいことがたくさんあるが、もっともっと多くの人が書店に足を運んでもらえればなあと思う。しかしそうなるにはもっともっともっと書店が頑張らなきゃいけないんだなあと思った。すごくいい本だった。

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