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光の塔 の商品レビュー

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4件のお客様レビュー

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2023/11/13
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

おもしろかった。著者は20カ国語を操ったという怪人で、未来言語や宇宙言語(象形文字?)の考察が面白い。テレパシーや時間移動については、こういうムリなものをねじ込むとなかなかつらくなると思う。ただ、核兵器批判と、宇宙生活の部分にはリアリティがある。それから何と言うか、戦中の特攻とか切腹とか、こういうメンタリティーがしっかり話の要素になっているのも面白い。語り口がいいので、それだけでも文学として読めるのではないかと思う。主人公が50歳くらいで、妻との関係が冷え込み、いわゆる隠し子(本人にはそのつもりはない)がいたりして、人生に対して疲れた感じがあるが、続編の「我が月は緑」は「坊ちゃん」のような青春ものだと言う(あとがきより)

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2021/11/18

ウェルズの宇宙戦争のようですが、登場人物も多くて活躍もします。後半はハードSFのような説明も入ってきたり。思ったよりレトロを感じることはありませんでした。

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2019/05/13

読了。 日本SF黎明期、昭和30年代の作品。 古いなと思うネタが多いが(当然だ)、矢継ぎ早に様々なアイデアが出現してワクワクが止まらない。 若いころ、文体が受け付けられなくて読破できなかったことが悔やまれます。

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2017/10/03

今日泊亜蘭の第1長編。 一言で言うなら侵略もののアクションSFなのだろうが、家族の再生の物語とも読める。そして、テンポの良い文体で長さを感じさせない。一見すると癖が強くも思えるのだが、一度リズムを掴むと、他には無い味わいがある。 最近、入手困難だった2冊が創元SF文庫から復刊され...

今日泊亜蘭の第1長編。 一言で言うなら侵略もののアクションSFなのだろうが、家族の再生の物語とも読める。そして、テンポの良い文体で長さを感じさせない。一見すると癖が強くも思えるのだが、一度リズムを掴むと、他には無い味わいがある。 最近、入手困難だった2冊が創元SF文庫から復刊されたが、長編も何とか復刊して欲しい……。

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