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地元は人妻ハーレム の商品レビュー

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明け透けで貪欲な人妻が乱舞する

いかにも展開が読めてしまうタイトルに結末が見えてしまうプロローグにより、本作の第一印象はあまり芳しいものではなかった。しかし、久し振りの帰郷で再会した幼馴染みとの初心で甘酸っぱい、青春の再来といった念願の趨勢よりも、そこへ至るまでに繰り広げられる人妻達との回り道の方がメインだと判...

いかにも展開が読めてしまうタイトルに結末が見えてしまうプロローグにより、本作の第一印象はあまり芳しいものではなかった。しかし、久し振りの帰郷で再会した幼馴染みとの初心で甘酸っぱい、青春の再来といった念願の趨勢よりも、そこへ至るまでに繰り広げられる人妻達との回り道の方がメインだと判ってから俄然面白くなる作品だった。 子供の頃から地元では姉貴的存在だった【沙織】36歳 読者モデルの経験もあるスレンダー系【百合絵】39歳 控えめな風情が幼馴染みに少し似ている【雛子】32歳 第一章から1章1ヒロインで進むと思いきや第三章で再び1人目に戻り、第四章の3Pで3人目が登場するなど、ちょっとした捻りを加えた構成で人妻達が3人横並びではないことが判る。メイン格は沙織である。今は29歳の主人公にとって若気の至りと言える苦い過去があり、そこからの流れで関係を持った間柄。つまり、過去に筆下ろしをしてもらった、当時は独身のお姉さんである。現在は結婚して夫婦仲も良好なのだがイマドキっぽい理由で別居していることもって主人公との再会を喜び、そして主人公のムスコとの再会を悦ぶ。何かと頭の上がらない相手だけに受け身で貪られる一方の主人公だが、この沙織との再会が結果的に主人公のオトコを上げ、苦い過去を払拭し、幼馴染みとの関係にも変化をもたらすことに繋がっていく。 自宅に招いた主人公をある意味ではとても分かりやすい誘惑で堪能した百合絵や、夫では満たされない肉欲の疼きはあれど大っぴらに浮気する勇気はない雛子など、これらは沙織を中心としたネットワークを通じて芋ずる式に主人公と関係していくこととなる。なお、このネットワークによって主人公の(ムスコの)具合や情事の詳細などは筒抜けである。 雛子に幼馴染みの面影を見た主人公が最後に勇気を振り絞って念願の成就を目指すのは想定内だが、ここでは愛情に満ち溢れた描写で違いを見せている。肉欲に徹する人妻達と愛情に終始する主人公&幼馴染みのコントラストである。そして、実はタイトルにそぐわない幕の引き方によって年下の2人を祝福する年上熟女の沽券が滲んでいる……未練はあるようだが。 明け透けでいながら年相応の可愛らしさを垣間見せる人妻達でもあったりする。

DSK