文豪ノ怪談ジュニア・セレクション 呪 の商品レビュー
児童向けで、振り仮名・注釈多め。文豪作品って言葉が難しいのと背景が分からないのがネックなので、注釈で言葉の意味や背景について解説してくれるのが読みやすかった。知らない作家もいて、怪談初心者にはありがたい。久生十蘭の「予言」が迫ってくる怖さで面白かった。最後の「呪文乃周圍」は、怖く...
児童向けで、振り仮名・注釈多め。文豪作品って言葉が難しいのと背景が分からないのがネックなので、注釈で言葉の意味や背景について解説してくれるのが読みやすかった。知らない作家もいて、怪談初心者にはありがたい。久生十蘭の「予言」が迫ってくる怖さで面白かった。最後の「呪文乃周圍」は、怖くもあるけど言葉の響きが幻想的だった。
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帰省中に地元の図書館で母親に借りてもらって読んだ(地元市民ではないため自分では借りられず) ジュニア向けだと気付かず借りてしまい、読み始めてからやたら注釈が多く(見開き左半分はほぼ注釈)ちょっと鬱陶しく感じてしまったが無教養の私にとっては注釈をちゃんと読みながら読み進めるのがちょ...
帰省中に地元の図書館で母親に借りてもらって読んだ(地元市民ではないため自分では借りられず) ジュニア向けだと気付かず借りてしまい、読み始めてからやたら注釈が多く(見開き左半分はほぼ注釈)ちょっと鬱陶しく感じてしまったが無教養の私にとっては注釈をちゃんと読みながら読み進めるのがちょうど良いかもと思い丁寧に読んだ。 1番好きだったのは久生十蘭の『予言』 『予言』、新婚旅行の船旅がお洒落。 美しく妖しく怖くて良かった。 あと小松左京の『くだんのはは』 くだんはもう「件」だろうなと思い読んでたけど、妖怪への恐ろしさより戦時中の人間(主人公の少年)の思考回路の歪み、人間としての醜さみたいなもののほうが胸にグッときた。 戦争よくない。絶対に。 関係ないけど件を初めて知ったのは岩井志麻子の小説『依って件の如し』(タイトル今調べた)だったのでそれを思い出した。母と兄の近親相姦の話で怖かったんだよ〜。闇の中で母と兄がまぐわってる様が大きなひとつの牛に見えてたみたいな描写なかったっけ?怖かったよ〜。
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ジュニア向けなので、解説が事細かに書かれているが、大人は読み飛ばしても良いのかもしれない。どれもこれも非常に優れた文章で、息遣いや温度・湿度まで感じられる。
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「呪い」をテーマとしたアンソロジー。どれも素晴らしい短篇たちですが、郡虎彦の一幕劇『鐵輪』が圧巻ですね。丑の刻参りの話なのですが釘を打ち付けるシーンは鬼気迫るモノが迸ってて。(安倍晴明も登場しますが太刀打ちできないのがこれまた呪いの深さ…) その他には、綺堂の青蛙堂の『筆塚』は勿...
「呪い」をテーマとしたアンソロジー。どれも素晴らしい短篇たちですが、郡虎彦の一幕劇『鐵輪』が圧巻ですね。丑の刻参りの話なのですが釘を打ち付けるシーンは鬼気迫るモノが迸ってて。(安倍晴明も登場しますが太刀打ちできないのがこれまた呪いの深さ…) その他には、綺堂の青蛙堂の『筆塚』は勿論面白いですし、小松左京『くだんのはは』と久生十蘭『予言』が良かった。
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ギャア、くだんのはは! お馴染みの作品揃い。 <収録作品> 笛塚/岡本綺堂 百物語/三遊亭圓朝 因果ばなし/小泉八雲(田代三千稔訳) 這って来る紐/田中貢太郎 遠野物語(抄)/柳田國男 予言/久生十蘭 くだんのはは/小松左京 復讐/三島由紀夫 鬼火/吉屋信子 【幻妖チャレンジ!】...
ギャア、くだんのはは! お馴染みの作品揃い。 <収録作品> 笛塚/岡本綺堂 百物語/三遊亭圓朝 因果ばなし/小泉八雲(田代三千稔訳) 這って来る紐/田中貢太郎 遠野物語(抄)/柳田國男 予言/久生十蘭 くだんのはは/小松左京 復讐/三島由紀夫 鬼火/吉屋信子 【幻妖チャレンジ!】 鐵輪/郡虎彦 咒文乃周圍/日夏耿之介 編者解説
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呪いをテーマとした怪談アンソロジー。でも呪いといって思い浮かぶものとはかなりイメージの違うものも含まれていて。なるほど、こういうのもたしかに呪いといえるか、と認識を新たにした面もありました。 お気に入りは三島由紀夫「復讐」。これが一番思うところの「呪い」とは違う気がして、一番怪談...
呪いをテーマとした怪談アンソロジー。でも呪いといって思い浮かぶものとはかなりイメージの違うものも含まれていて。なるほど、こういうのもたしかに呪いといえるか、と認識を新たにした面もありました。 お気に入りは三島由紀夫「復讐」。これが一番思うところの「呪い」とは違う気がして、一番怪談っぽくない普通の物語のような気もしたのですが。実は読み終えて一番怖かったのがこの作品かもしれません。うわあああ、最後の最後で何てことを! 逆に一番「呪い」そのものを感じさせられたのは郡虎彦「鉄輪」。もう呪いといえばこれでしょ! というほどのオーソドックスすぎるあれがテーマなんですが。文体がとにかく怖い。とてつもなく恐ろしい情景が目に浮かび、呪詛が聴こえてくるような心地がしました。
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岡本綺堂の「笛塚」はベタっちゃベタな笛にまつわる呪いの話。怪談会スタイルなのは面白いな~と。 三遊亭圓朝の「百物語」は語り口といいテンポといい、落語聞いてるみたいに読めたな。 小泉八雲の「因果ばなし」怖かった…正妻と側室…乳房…。 田中貢太郎の「這って来る紐」は…長い髪の女っての...
岡本綺堂の「笛塚」はベタっちゃベタな笛にまつわる呪いの話。怪談会スタイルなのは面白いな~と。 三遊亭圓朝の「百物語」は語り口といいテンポといい、落語聞いてるみたいに読めたな。 小泉八雲の「因果ばなし」怖かった…正妻と側室…乳房…。 田中貢太郎の「這って来る紐」は…長い髪の女ってのは…やっぱり怖いな…。 柳田国男の「遠野物語」はザシキワラシとかの抄がちょこっと。あくまで淡々と他人事に怖い。 久生十蘭の「予言」は…最後の最後でオオウ…!!?ってなる…結局怖い…。 小松左京の「くだんのはは」はめっちゃ読みやすかった…そして面白かった…。 三島由紀夫の「復讐」は…結局人間が一番怖いよ!!三島こんなんも書いてたんか!! 吉屋信子の「鬼火」は女の情念、てーか矜持ものかなあ。 郡虎彦の「鐵輪」は戯曲。夢枕獏の『陰陽師』シリーズで「鉄輪」読んでたからなんとなく言ってることは分かる…そしてさらに安倍晴明が無情になってるように感じた…。 日夏耿之介の「咒文乃周圍」は幻想の詩だ…皆川博子先生の世界だ…。好きだ…。
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