モンスター娘のいる日常(12) の商品レビュー

オカヤド(著者)

2024/10/18

吸血鬼とおぼしき危険種族をおびき寄せるため、墨須さんは公人をモンスター娘たちが集まる交流エキスポに参加させるという作戦を打ち出します。

ミーアたちがエキスポのイヴェント会場をめぐる一方、パピは吸血鬼のキュリーと友達になります。キュリーは、人間の血が飲めず体力が衰えてしまい、公人を誘拐しますが、彼女にも種族の秘密にまつわる悩みがあるらしく、パピは友達になった彼女をたすけようとします。

今回はいちおう淡い感動ストーリーになっていますが、あまり著者はそちらのほうに物語の方向性を振るつもりはないようで、基本的にはコミカルな雰囲気が損なわれることはありません。これはこれで、安心して読めるので悪くないと個人的には感じています。