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ギッちょん の商品レビュー

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2020/04/21

【ギッちょん】 過去のことが連想されたり、記憶が曖昧になっている感じが面白かった。でも意識をリアルに書きあらわすと案外こんな感じなのかもしれない。今がいつなのかわからなくなったり、そもそも今という瞬間自体がないように思えたり、何が架空のことで何が現実なのかもわからないような浮遊感...

【ギッちょん】 過去のことが連想されたり、記憶が曖昧になっている感じが面白かった。でも意識をリアルに書きあらわすと案外こんな感じなのかもしれない。今がいつなのかわからなくなったり、そもそも今という瞬間自体がないように思えたり、何が架空のことで何が現実なのかもわからないような浮遊感というか掴み所のなさが良かった。 【コルバトントリ】 過去の自分が未来の自分の視点で過去の印象を語るような箇所が何箇所もあり不思議で面白い。 話の筋とかがこの小説の面白さのポイントではなく、感覚が次々と飛び込んできて記憶や予兆がごちゃ混ぜになって今考えたことなのかその時思ったことなのかもわからないような特殊な、でもリアルな意識のあり方が読んでいてとても面白い。ガルシアマルケスの百年の孤独に近いタイプの小説だと思った。

Posted byブクログ

2017/04/07

【小川洋子さん感嘆! 新芥川賞作家の傑作小説集】「しんせかい」で第156回芥川賞を受賞した著者の、芥川賞候補作を含む初期傑作集。解説の小川洋子さんも感嘆する独特の作品世界!

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