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事業を創る人事 の商品レビュー

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2021/08/13

日本企業で優秀と言われる人材は、目標をそつなく達成し目立った失敗をしないこと。それと、企業内部での調整能力。この記載に対して、非常に共感するものがあった。事業を創る人事とは。そもそも、事業を創るとは。調整のうまいやつに会社を誤った方向に舵取りされぬように、ぜひ読んでおこう。

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2018/10/07

僕が特に気になった会社は、 エマソン:良いプロセスを通じてリーダーを作る、そしてそのプロセスが標準化されているというもの。 HP:人事部が長らく無かったこの会社は、経営者が人事を見るべきという思想がその理由を語っている。”目標管理”を「部下が自らテーマを見つけて上司と合意する...

僕が特に気になった会社は、 エマソン:良いプロセスを通じてリーダーを作る、そしてそのプロセスが標準化されているというもの。 HP:人事部が長らく無かったこの会社は、経営者が人事を見るべきという思想がその理由を語っている。”目標管理”を「部下が自らテーマを見つけて上司と合意する」形をとっており、ボトムアップで主体的に社員が動く形のモデルとなるのではないか。 フェデックス:社員が生き生き働くこと、会社へのエンゲージメントを持つこと、を大事にして制度設計をしている。これを確かめる意識調査の結果がマネージャーの評価を大きく左右するという仕組み。 調べるほど、人事というのは経営と直結した奥の深い内容で面白い。この設計が上手く行けば、絶対再生できるという確信がある。ビジョンを達成するための組織能力の開発が人事の役割であり、ビジョンがなければ優秀な人事も宝の持ち腐れになるんだけどね。

Posted byブクログ

2018/07/10

・言葉の重要さ。企業規模が大きくなればなるほど、経営陣と従業員でFace-to-Faceでコミュニケーションをする機会が少なくなる。その際に、組織と個のベクトルを合わせる(確認をする)のに必要なのが、Vision・Mission・Valueのようなものだとすると、その際の文言は慎...

・言葉の重要さ。企業規模が大きくなればなるほど、経営陣と従業員でFace-to-Faceでコミュニケーションをする機会が少なくなる。その際に、組織と個のベクトルを合わせる(確認をする)のに必要なのが、Vision・Mission・Valueのようなものだとすると、その際の文言は慎重に作られる必要があるんだなと。誤解がされないか、言い換えれば経営陣にとって予想外な解釈を許さないか、浸透しやすいか、などを考慮する必要があると感じた。人事制度設計の際なども同様。 ・印象的だった部分を引用。「自分は課長時代に相当に頑張った。問題や課題があれば、どんなに難しいことであっても解決してきた。問題のあるところに自分がいる、という感じだった。」「しかし、あるとき、上司から言われた。お前は問題があれば解決する。だが、あるべき姿を考えたことはないのではないか。あるべき姿を考えられない課長はそこで成長を止める、という厳しい言葉であったが、目の覚めた思いだった。」経営者もまさにそうで、目の前の課題は解決しつつも、長期的な目線でビジョンを描き続けられるかどうかが視座の高さなのではないか。

Posted byブクログ

2018/02/25

古今東西を問わず多彩な事例やフレームワークが取り上げられており、人事領域のインプットに役立つ。 ただ、大企業にフォーカスした事例や提言が多く、その意味ではオールインパッケージではないなという感じ。日本の大企業を憂いて書かれた本なので仕方ないのだけど、テクノロジードリブンに移って...

古今東西を問わず多彩な事例やフレームワークが取り上げられており、人事領域のインプットに役立つ。 ただ、大企業にフォーカスした事例や提言が多く、その意味ではオールインパッケージではないなという感じ。日本の大企業を憂いて書かれた本なので仕方ないのだけど、テクノロジードリブンに移っていくことが触れられているだけに最新のシリコンバレーの事例とかもう少し欲しかった。 経営者育成の重要性とか、まさにその通りだけどね。ビジョナリーカンパニーの復習をしてる気分になりました。 大企業にとって本著の内容はまさに生命線であり、キャッチアップ出来ている企業があまりに少ないのもまた実情。「働き方改革」が安易な長時間労働是正にスコープされてしまっている現状も的外れな気がするし、日本の人事は果たして変われるのでしょうか。何だかこのまま朽ちていく気がしてならない。

Posted byブクログ

2017/12/21

第4章が当社パナソニックのインドでの取組みになっているということで、紹介されて拝読しました。 インドの取組みというよりは、全社の大きな動きに焦点が当てられている印象で、豊富な他社事例含めて、どちらかというとCEO目線の話題が多かったと思います。 自分のような人事担当者には実行フェ...

第4章が当社パナソニックのインドでの取組みになっているということで、紹介されて拝読しました。 インドの取組みというよりは、全社の大きな動きに焦点が当てられている印象で、豊富な他社事例含めて、どちらかというとCEO目線の話題が多かったと思います。 自分のような人事担当者には実行フェーズのドロドロした話が欲しいところですが、それはなかなか本にするのは難しいんでしょうね。 社外から見るとそう見えるんだーって感じです。

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2017/07/16

グローバル化に向けての施策と教育。 トヨタのグローバル事業運営についての記載があるが流石である。中途半端なグローバル化ではなく、あるべき姿をゴールにそれの実現に向けてポリシーを固め、プロセスを組立ていく。 IBM、P&Gなど外資系企業の教育事例や文化について触れてあり、こ...

グローバル化に向けての施策と教育。 トヨタのグローバル事業運営についての記載があるが流石である。中途半端なグローバル化ではなく、あるべき姿をゴールにそれの実現に向けてポリシーを固め、プロセスを組立ていく。 IBM、P&Gなど外資系企業の教育事例や文化について触れてあり、この本から派生して色々読みたくなった。

Posted byブクログ