春風亭一之輔の、いちのいちのいち の商品レビュー
「この本は今一番勢いのある噺家の一人・春風亭一之輔を、一年間毎月一日に一日中追っかけて、彼の行動を記録したものです。高座風景や楽屋風景、プライベートな風景まで写真と文字で記録しています」 昨春、主任(とり)を務めるはずの高座が中止に。 その代わりに、10日間連続でYouTube...
「この本は今一番勢いのある噺家の一人・春風亭一之輔を、一年間毎月一日に一日中追っかけて、彼の行動を記録したものです。高座風景や楽屋風景、プライベートな風景まで写真と文字で記録しています」 昨春、主任(とり)を務めるはずの高座が中止に。 その代わりに、10日間連続でYouTubeで無料ライブを開催したことで、一之輔のことを知った。 「入門したその日。『前座の間は酒と煙草はダメだからな』と言った五分後に、ラーメン屋で 『ビール飲むか?』 戸惑う私に 『俺の前ならいいんだよ。お祝いお祝い!』 お祝いして頂いたおかげて何とか今まで続いています」(3月 師匠) 「だから廻転寿司が好き。好きなモノを好きなだけ。お茶も自分で。ガリも食べ放題。たまにヘンテコなモノも流れてくるけど、そこはお好みで。かしごらずに、干渉もせず。品切れでも別にいいし、あるのものを頂きます。 私には回転寿司みたいな落語家、けっこう理想的。回転してても魂込めて、握って、流せばいいんだから」(9月 お客) 落語の楽しさき、深さを、そして、馬鹿馬鹿しさを堪能した。 だが、写真は映像以上に雄弁だった。 噺家の息遣い、心意気、緊張、家族との時間がビンビン響いてくる。
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人気落語家春風亭一之輔の毎月一日を一日中,一年間にわたって追いかけてキッチンミノルが撮影して記録,テーマに沿ったエッセーを一之輔自身が添えるというユニークな構成の本。「一之輔動静」という新聞の首相動静をもじったその日の記録が地味に面白い。
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プロフェッショナルの時と違う ラフな一之輔師匠を 家族がとってもいい。 紅一点の芙貴子が落語家の娘って感じで。
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一之輔さんよりも周りに写っている人・物がはじめは気になった。買った動機も実はそれだった。一朝師匠だったり、三三さんだったり。楽屋風景、行く先々の町の風景、喫茶店、欧州公演などなど。で、読んでみて一之輔さんやっぱいいなー、と。家族いいなー、と。落語聴きたい、寄席行きたくなりました。
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