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まちの保育園を知っていますか の商品レビュー

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2020/03/15

少子高齢化の現代、改めて人と人のつながりの大切さが必要と感じる。まちぐるみでの保育、行事より日常を大切にする保育。 未来を担う子どもたちについて皆で考えていけたらより良い社会になっていくと思う。

Posted byブクログ

2018/01/25

近くにあるまちの保育園。話題になっているのは知っていた。どんなかなあ、と思って読んだ。ちょっと盛ってる?とも思ったけど?

Posted byブクログ

2017/12/23

「まちの保育園」を展開する友人リズキの1冊。かつて別の仕事をしていた彼が「保育園をやってみたいんだ」と仲間の集まる企画会議で話していたコンセプトやアイデアをそのまま形にしていったような保育園ができ、そこでコミュニティが生まれ、それはまちの資源として還元され保育園を通して地域の中で...

「まちの保育園」を展開する友人リズキの1冊。かつて別の仕事をしていた彼が「保育園をやってみたいんだ」と仲間の集まる企画会議で話していたコンセプトやアイデアをそのまま形にしていったような保育園ができ、そこでコミュニティが生まれ、それはまちの資源として還元され保育園を通して地域の中でいろんな世代の人たちが交流している様子が伝わってきて、嬉しくもほほえましくも、「自分も頑張らないと」と大いに刺激になりました。本の中で、かつてのそんな集まりに「自分の原点」として触れてくれているのも嬉しかったです。

Posted byブクログ

2017/06/12
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

私が思い描いていた理想の幼児教育に限りなく近い。これだ!!!!って感じだった。 「まず、選択肢を充実させることからやるべき。選択肢が豊かであることは、結果として、選択の質につながる」 子どもにとっての選択肢を増やすことが、地域の様々な年齢の人たちと出会う機会をつくってあげることなんじゃないかと思う。 「乳幼児期で大切なことは、子どもが、主体的に取り組み、友達や先生など他者との関わり、対話を持ちながら、心を動かされる体験の中で学びを深めていくこと」 「人は、出会いによって、開かれる自分の側面があったりもします」 これは子どもに限らず、誰しも人は人(他者)との出会いでしか変われない、と思ってる。 自分、という他者も含めて。 ただ、「やみくもにたくさんの人と出会えばいいわけじゃない。愛着関係、信頼関係が必要」「自分が愛されているという実感を持つ経験が、子どもの自己肯定感を高めたり、いろいろなことにチャレンジしようという心の安定につながる」 確かにそうだね。 それから、「子どものことを考えるからこそ、まずは保育士のことを考える」ということも書いてあり、超共感。 今は学校などの教育機関に任せすぎている。 教師や保育士が心豊かに暮らせていないのに、子どもたちが心豊かに暮らせるわけがない。 まさに「保育に関わる全ての人が、いかに心を満たしながら自己充実し続けている状況があるか」ということ。 「子どもの周りにいる大人が、いろいろな出会いを大切にしていることが、案外、重要」とはその通りだと思う。 「処遇改善の目的は、保育士が、ただ『大変な仕事をしているから』だけではなく、『大切な仕事をしているから』である」とあって、納得。 やっぱり教育は聖職なんだと思う。聖なる子どもたちに影響を及ぼす職業。 「子どもの環境について考えることは、理想的な社会についてかんがえていくことそのものだ」ということで“まちの保育園”らしい。 非常に共感する。 町会が、若い人のための公式ガイドブックをつくりたいということで松本さんに相談があり、まちを巻き込みながらつくる方法を考えたという。 「『もの』以上に、つくりあげる『こと』に興味のある若者を集めて『当事者』を増やす」ため、実際にターゲットとなる若者にガイドブックを作るところから入ってもらった。 「コミュニティづくりでは、『答え』を出すより『問い』を立てて対話する場を作っていくこと。 主催者が楽しんで取り組むこと」だそう。 「主催者がどれだけの熱量で楽しんでいるか、それが、仕上がりの質や、コミュニティへの訴求力・求心力につながる」 「『大人たちが楽しそうに生活し、自分たちの信じられることをやっている社会』こそが子どもにとっての理想的な環境」 「子どもにとって、大人同士がなんだか楽しそうに、真剣に、関わり合っている環境、間近にある地域社会が、意気に燃え、子どもも、大人も心を動かしていることは、何にも代えがたい贈り物」 というのがまちの保育園の主旨である気がした。 それは「一番の子どもへの影響は、私たちが子どもにしてあげること(doing)よりも、そもそも、私たち大人がどうあるのか(being)である」から。 「大人も心が動く場面を地域でつくる」というのにものすごく、共感した。 そして、子どもと関わることは、ものすごく、心が動くこと。 地域で子どもを育てたい。 そうできる地域に暮らしたい。 そんな地域をつくりたい。

Posted byブクログ