「誘う」ブランド の商品レビュー
これからのブランディングに一見の価値ありの珍書。 ぶっとんだ邦題と表紙が、無意識にも、只者ではない一冊の「雰囲気」を感じさせる一冊(その真意はこの本の理論でわかる)。 脳科学からブランディングに関する事項だけをシンプルに分かりやすく抜き出し紹介する、最良の脳科学マーケ導入書として...
これからのブランディングに一見の価値ありの珍書。 ぶっとんだ邦題と表紙が、無意識にも、只者ではない一冊の「雰囲気」を感じさせる一冊(その真意はこの本の理論でわかる)。 脳科学からブランディングに関する事項だけをシンプルに分かりやすく抜き出し紹介する、最良の脳科学マーケ導入書としての前半戦。 また後半戦は一変。自身の議論の粗さを素直に受け止めた上で、積極的に実務への提言を踏み込んだ実践ハウツー本。
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・ マーケティング担当者が消費者の注意を捉えると、その正で消費者はあら探しをはじめる。注意があまり向けられていなければ反論も減り、その結果、ブランドの主張をそのまま受け入れられる可能性が高くなる ・ ブランドは心の中に単独で存在する概念ではない。連想や考え、印象などと相互に結びつ...
・ マーケティング担当者が消費者の注意を捉えると、その正で消費者はあら探しをはじめる。注意があまり向けられていなければ反論も減り、その結果、ブランドの主張をそのまま受け入れられる可能性が高くなる ・ ブランドは心の中に単独で存在する概念ではない。連想や考え、印象などと相互に結びついた巨大なネットワークの中のひとつの節点である。ブランドが他の連想を活性化できるように、他の連想もブランドを活性化することができる ・ ほとんどのブランドと消費者の関係を考えた場合、ブランド愛はすばらしいが、ブランドに「ふさわしい印象」を作り上げる方がずっと実現の可能性が高く、価値が大きいのだ。感情を表したり、マーケティングによって消費者に感情を抱かせたりするのではなく、無意識的な感情に働きかけて、ブランドに肯定的な印象を抱かせ、競合商品の中からそれを選び取らせるようにすることが大切なのだ ・ ブランドの無意識的な連想の全てを形作り、ブランドファンタジーを導く力に注目する ・ そのブランドがない世界を創造してみよう、何が欠けているだろうか。物事に対する感じ方はどう変わるだろうか。人は代わりに何をするだろうか。どのような違いが生じるだろうか ・ トリガー:豊かなファンタジーの残りすべてを引き出す略語。 ・ ブランドファンタジーをつくる時は3つのCに注目する。Consumer / Commerce / Culture ・ consumer:ファンタジーはターゲットとする対象が憧れるような個性、雰囲気、姿勢を表していなければならない ・ commerce:市場のスキマを埋めているか ・ Culture:今日の動向、明日の動向にそうものか ・ ヴァージンはブランド全体がかなりいけていて、反抗的でセクシーでな印象を実現するために、経験のあらゆる面にかっこいい現代的な流行やスタイルをしみ込ませている ・ あまりにこりすぎて「ブランド戦略」があからさまだと、逆に興ざめになり、うさんくさく感じることもある。私たちの脳は強引な売り込みをすぐさま見分け、だまされていると感じた途端守りの姿勢に入る ・ 広告の独創的な部分はむしろ、私たちの警戒心を緩め、メッセージに向ける注意を強めるので半買う、弱めるのに役立つ。 ・ 質問と同じ暗い大切なのが、相手の話の解釈であり、これはかなり難しい ・ トムスブランドは、商品からはなれて、善行という概念と深く結びついているため、コーヒー店を展開した際にも、ブランドのその部分を高める可能性があった(靴を買ったら、靴がない子に靴をプレゼント→コーヒーかったら困っている人に水をプレゼント) ・ ゲタレードは。運動前中後の商品ラインナップを展開することで、明確にスポーツ飲料という役割を手に入れた ・ 新商品は土台となるブランドファンタジーを弱めるのではなく、強めるものであるべきだ。ブランドの裏にある印象が強められ、イノベーションが土台のブランドを強めるのであれば、他のカテゴリーへの進出も可能だ
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レビューはブログにて http://ameblo.jp/w92-3/entry-12288666805.html
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ブランドは、一言でバシっと言い現わされるものでないと思っていた。しかし、少し考えれば分かることだが、そんなことは出来ない。ブランドとは、〝自分でも説明出来ないような”無数の漠然としたイメージの集合である。企業でも製品でも人でもそうだ。
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