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英文解釈教室 新装版 の商品レビュー

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6件のお客様レビュー

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2024/06/23

今さら私が言うまでもないんだけれど、本当に素晴らしい参考書です。 奇跡のレベルだと思う。 まさか受験参考書を読んで感動する日が来るとは、と自分でも驚くけど、でも実際、読みながらずっと感動していた。 どうしたらこんな本が書けるのかしら。 お金儲けのためとかいう動機では書けないものだ...

今さら私が言うまでもないんだけれど、本当に素晴らしい参考書です。 奇跡のレベルだと思う。 まさか受験参考書を読んで感動する日が来るとは、と自分でも驚くけど、でも実際、読みながらずっと感動していた。 どうしたらこんな本が書けるのかしら。 お金儲けのためとかいう動機では書けないものだと思うなぁ。また、英語の達人なら書けるというものでもないと思う。 受験参考書として超有名本らしいのだけど、私はそういう情報に本当に疎くて、受験時どころか、最近までその存在を知りませんでした。 翻訳家の越前敏弥さんが、この「英文解釈教室」がご自身の英語力の原点、というようなことを書いておられて興味を持った。越前さんの「日本人なら必ず誤訳する英文」シリーズのおかげで自分の読解力の無さを痛感していたから。 しかし、しょせんは受験英語、なんて思って気楽に読み始めたのだけど、さら~っと読める本ではなかった。 本気のお勉強モードの集中力が要求される内容で、寝る前に10分ずつ、なんてつもりで読んでいたら、1日に1ページも進まないの! 結局放置すること数年。引っ越しで思い出して、わりとまじめに時間をとって、やっと読了しました。 お気楽なペースで読もうとすると永遠に読了できないので、意を決して敢えて集中して読むようにしたけど、それでも1カ月かかった。 これ、本当に全国の受験生たちは受験前に読み終わっているのかしら? 自慢するわけじゃないけど、高校時代の私には、全精力を傾けても全部は理解できなかったと思う。読み終えることもできなかっただろうし。 今だからこの本の価値も分かるし、読み通せたという感じ。 正直に言って、センター試験満点とかTOEIC900を目指す程度ならばこの本がなくても全然大丈夫だと思う。でも、あなたが純ジャパで、ある程度教養あるネイティブが読むような論説や時評や小説の文章を本当の意味で正確に読めるようになりたいと思うなら、とりあえずこの本に書いてあることはマスターしてから、って感じでしょうか。 まず目次を読んで、その順序と構成に心動かされた。 修飾語の位置とか倒置とかという項目が独立して設けてあったり、比較が一般と特殊とに分かれている、ってことを見ただけで、「おっ」と思ったのだが、読んでみて、今までなんとも思っていなかった第5文型や、「and」や、挿入が、実はものすごくトリッキーと知って驚いた。 しかし、もうすぐ読み終わるというころ、「あーもうこれからは、どんな英文でも怖くないわ」などと最強気分でいたが、最後の方の例文で難解なのが立て続けにきて、しょぼーんとなった。 これとか↓ The scientific tradition rests first of all on a faith in mankind, in the ability of humans to understand, and ultimately, within certain limits, which are in the nature of things, to control, the environment in which we live in all its aspects: physical, biological, and social. これとか↓ What the poetic imagination says may be either true or false, and there is no means, as there is in science, for demonstrating that it is the one or the other. まあ答えの日本語訳も、1回読むくらいじゃ何言ってるのか理解できなかったから、英語じゃなおさらなんだけど~。 それはさておき、これまでけっこう適当に読んでいて足場がぐらぐらしているような感じがあったけど、ちゃんと地面がしっかりしたという手応えを感じているのは事実です。

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2023/11/11

研究社のwebマガジンで、翻訳家の柴田耕太郎氏による『英文解釈教室』ノートが閲覧でき、語訳・英文図解・解説が載っている。

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2023/11/09

和文英訳や単語・熟語の解説、難構文の解説ではなく、本当の意味で「英語の読み方(読むときの頭の働かせ方)」が書かれている貴重な書籍です。 高校生の時はビジュアル英文解釈で英語が得意になり、こちらは大学生になってから読みました。 長らく本棚に置いてありましたが、読みたいものをある程...

和文英訳や単語・熟語の解説、難構文の解説ではなく、本当の意味で「英語の読み方(読むときの頭の働かせ方)」が書かれている貴重な書籍です。 高校生の時はビジュアル英文解釈で英語が得意になり、こちらは大学生になってから読みました。 長らく本棚に置いてありましたが、読みたいものをある程度読めるようになった自分にはさすがにもう不要だと思い、本棚の整理の際に廃棄。でもいつまでも世の中に残ってほしい本です。

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2020/10/19

高校生の内にやっておくと、長文読解は単語不足がボトルネックなだけなのだっっ、と言える位に読解力が上がる!。但しアウトプットを怠ると、初見のテキストが読めないことになりかねないので注意。昔は参考書の選択肢が今ほどなかったので、この本が「バイブル」だったのは確かだが、今は自分にあった...

高校生の内にやっておくと、長文読解は単語不足がボトルネックなだけなのだっっ、と言える位に読解力が上がる!。但しアウトプットを怠ると、初見のテキストが読めないことになりかねないので注意。昔は参考書の選択肢が今ほどなかったので、この本が「バイブル」だったのは確かだが、今は自分にあった参考書を立ち読みで探して買う方がいい。私はノスタルジックな気分で衝動買いしただけなので。

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2019/10/01

2019.10.1読了 気が向いたとき、あるいは就職直後に借りた有料自習室で、休み休み読んだ参考書。英文学の原著を読むために購入したのだ、たしか。理解を第一に、読み飛ばすことなくページをめくるも、後半は気が向いた時の脳トレ程度に本書をめくっていた。そのため読了まで一年以上掛かっ...

2019.10.1読了 気が向いたとき、あるいは就職直後に借りた有料自習室で、休み休み読んだ参考書。英文学の原著を読むために購入したのだ、たしか。理解を第一に、読み飛ばすことなくページをめくるも、後半は気が向いた時の脳トレ程度に本書をめくっていた。そのため読了まで一年以上掛かった。 だから、最初の節は全くと言っていいほど記憶にない。 自力で翻訳できた英文はおそらく一問もないのでは。ただ、解説は読んで理解できた。説明がうまい作者の力量に驚く。難しいという声に応えた改訂版は、旧版に比べて、例題に対する説明が詳細かつ具体的になったとのこと。 この参考書を読むにあたって、柴田耕太郎という翻訳家が、自身の主宰する翻訳家育成教室のwebページで公開するコラムが参考になる。 以下、webページのURL http://www.wayaku.jp/study/study03.html コラムの内容は、英文解釈教室における英文和訳を批判的に考察し、より原文の意図を汲んだ和訳を、対案として載せるというもの。 柴田が編集協力に名を連ねる本書の改訂版では、その対案を反映させた和訳に改変してある。俺のような浅学の徒では見逃しがちな、和文の微妙なニュアンスについて、なぜそのような和訳をしたのか、根拠をもとに説明するコラムを本書とともに読めば、より英文への理解が増すと思う。 カズオイシグロの『日の名残り』の原著を手に取って読む。文の構造はところどころ分かるが、単語が分からず。戸惑い、怒り、引きこもりといった、主人公との別れを受容するまでの女性執事ミスケントンの感情の変化が、『日の名残り』の後半で描かれる。このシーンがすごくいいので、ここだけは原著で読みたい。

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2019/12/13

始めた当初は単語の意味をつかみかねるほど難しく、自分の意図している所とは全く違った解釈が答えになっており、かなり当惑しました。そのような状態が長々と続き、段々と単語の解釈(あくまで文章ではなく単語のみ)が少しずつできるようになってきました。本書の終わりの方では、優しい文章は大分分...

始めた当初は単語の意味をつかみかねるほど難しく、自分の意図している所とは全く違った解釈が答えになっており、かなり当惑しました。そのような状態が長々と続き、段々と単語の解釈(あくまで文章ではなく単語のみ)が少しずつできるようになってきました。本書の終わりの方では、優しい文章は大分分かるようにはなってきましたが、再読の必要は十分にありそうです。

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