城をひとつ の商品レビュー
小田原の北条は、地味気味だけどしっかり読むと結構面白い。上杉謙信を撤退させたところなんかは絶品です。生きるのに必要なのは、強さだけではないと言うことを作者はとても巧みに教えてくれました。
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北条家の諸足軽衆の大藤一族を題材とした小説。 小説の中で『もう一度読みたい』そう思ったのはこれが初めてだと思う。面白かった。
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2003年のデビューから一躍歴史小説の頂点へと駆け上り始めている伊東潤先生。キレ味が本当にいい!読んでいて本の中に引き込まれる物語の造りは現代の作家さんの中でも5本の指に入ると思います。 デビューしてからの34作品の中で8作品ほどが北条絡みの物で上杉に武田に真田などの作品を考え...
2003年のデビューから一躍歴史小説の頂点へと駆け上り始めている伊東潤先生。キレ味が本当にいい!読んでいて本の中に引き込まれる物語の造りは現代の作家さんの中でも5本の指に入ると思います。 デビューしてからの34作品の中で8作品ほどが北条絡みの物で上杉に武田に真田などの作品を考えると必ずと言っていい程に北条が絡んでくる。しかも北条旗下の武将たちが綿密に書かれているので本当に喰いつける。 本作は早雲の息子である氏綱時代から旗下の旗本として活躍した大藤信基親子の話を描いた作品です。初めて聞く名前の武将の活躍にこんなに心躍らせられるとは思わなかった。時代が時代ですが、もし彼ら親子をを小田原攻城の際に石田三成が手に入れていたならば時代は違ったのではないのかな?そんなことを想わせてくれる武将像でした
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大藤信基、景長、秀信、政信、直信と続いた後北条氏の家臣、影の軍師一族を描く。連作短編集。 大藤氏は、家伝の入込の技を使って相手の内部に入り込んで、敵を混乱させる。 軍記物として、非常に面白く、読み応えある。
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2018.11.10完了 面白い。ほとんど知られない大藤氏を軍師に、北条五代ならず大藤五代を描いている。 真偽はともかく小説として面白い。 文章のしつこさもなく、この作家の小説は読み易い。
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2018.03.31 嘘を見抜く目。騙されるいうことがあることを感じたことがない自分は果たして大丈夫なのかと思う。
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北条家に入込(潜入スパイ)として仕える大藤家5代の短編集。やや話しがうまく行きすぎてる感はあるけど、何より読んでて相変わらず爽快な伊東節。しかも、今回はハッピーエンドときたから、なかなかに爽やかな気分で読了させてもらった。ところで、北条家は甘かった、滅ぶのも必然だったという解釈は...
北条家に入込(潜入スパイ)として仕える大藤家5代の短編集。やや話しがうまく行きすぎてる感はあるけど、何より読んでて相変わらず爽快な伊東節。しかも、今回はハッピーエンドときたから、なかなかに爽やかな気分で読了させてもらった。ところで、北条家は甘かった、滅ぶのも必然だったという解釈はとても腑に落ちた。
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北条家に仕えた大藤家の話。敵方に入り込み、多くの人命を失わずに城を落としたり、敵を退却させたり。血湧き肉踊るだけが、戦国ではない。
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