優しい水 の商品レビュー
用水路に捨てられていた熱帯魚を見つけた中学1年生の石塚洋。魚は全滅してしまうが、水の中に得体の知れない生物がいることを発見する。魚が死んだ原因は水にあると考えた洋は、自分が気に入らない人や犬に飲ませてしまう。 もっと、バイオテロ、もしくはパンデミックというような展開かと思っていた...
用水路に捨てられていた熱帯魚を見つけた中学1年生の石塚洋。魚は全滅してしまうが、水の中に得体の知れない生物がいることを発見する。魚が死んだ原因は水にあると考えた洋は、自分が気に入らない人や犬に飲ませてしまう。 もっと、バイオテロ、もしくはパンデミックというような展開かと思っていた。回収仕切れていないことや誰も救われないということで、若干消化不良気味。
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最後のページをめくった瞬間キョトンです。ページを読み飛ばしたのかと、前のページを確かめるが、やはりおしまい。モヤモヤがハンパない。 生物パニック的なものに分類されるのでしょうか。序盤から読みやすく入り込めました。パニックへの布石が散りばめられていて、うわーと思いつつドキドキとハラハラが追っかけっこです。 都合良すぎるという場面がちらつくも興ざめするほどではなく、終始先が気になる良い読み心地。 でもばらまかれる布石が大盤振る舞いで、読み進めるほどに「残りのページこれだけなのにどうやって収拾つけるんだ」とこっちが焦る。そして案の定な感じで終わるという。 リアルといえばリアル。でも読み込んで背景や意図を探る類いの物語ではないのだからスッキリ終わらせて欲しかった。 タイトルの意味もご親切な説明はない。急激な乱高下からの、波のない穏やかな自我への導きという解釈でいいのかな。
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他のレビューにも書かれていたとおり救いがなさすぎて読み終わったあと悲しくなる。しかも原因を作ったのはこいつかと知ってやりきれない。そしてこんなことが起きても不思議ではない世の中になってしまってさらに悲しい。
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遅筆で知られる作家さんの待望の新作!でも「武本&塩崎シリーズ」でもなく、「Fire's Out」シリーズでもなく、少し残念な気持ちで読み始めたが、読み終わっても、読後感が悪くて、残念な気持ちは拭えない。用水路に捨てられていた熱帯魚を見つけた中学1年生の洋は、犬の散歩で通...
遅筆で知られる作家さんの待望の新作!でも「武本&塩崎シリーズ」でもなく、「Fire's Out」シリーズでもなく、少し残念な気持ちで読み始めたが、読み終わっても、読後感が悪くて、残念な気持ちは拭えない。用水路に捨てられていた熱帯魚を見つけた中学1年生の洋は、犬の散歩で通りかかった間宮の協力を得て、熱帯魚を救い出し、9駅離れた保護センターに持っていくことに。しかし、熱帯魚が死なないように、万全を期したのにも拘わらず、保護センターにたどり着く前に熱帯魚は全て死んでしまう。その死に納得のいなかい洋は水を調べ、その水には得体の知れない生物がいることを発見する。一方、動物病院に勤務する須賀は、洋と一緒に熱帯魚を救った間宮の愛犬を診察したことから、この1件に関わっていくことになる。タイトルとは裏腹に、その水で熱帯魚が死んだことから、自分が気に入らない人や動物に、その水を与えると言う行動に出る洋。その行動が大きな騒動になっていく・・・ 人を不幸にする上に、最後まで毒物の正体の正式な解明はされないままで、すっごく消化不良。
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