ありのままのアンデルセン の商品レビュー
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※このレビューにはネタバレを含みます
『英国一家、日本を食べる』のマイケル・ブースのデビュー作。コペンハーゲンに移住して語学学校で出会ったアンデルセンに興味を持ち始め、その旅行記をなぞる旅に出る…までは結構面白かったんだけど。 売春街の売春宿へ通い詰めてながら己の純潔を主張する面倒臭いアンデルセンは、童話作家への幻想をメタメタにする、デンマーク最大の輸出品。実はかなりの困ったちゃん。エライ人にへつらう機会は逃さない、国内で抑圧された欲望は国外で晴らす…現代ニッポンでならば然程特異なキャラじゃないかも。さぞかし19世紀デンマークでは生き難かったであろうなあと。 まあ、カレンダーにX印で付けたナニの回数とかは、後世に残って気の毒だ(笑)
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アンデルセンが旅した旅程をアンデルセンの一生を説明しながら作者も同じコースをとって現代にのこる足跡を見つける。 難しい。。地理がわからなくて。アンデルセンの本を原典通りの内容で読んでみたいと思わせる本ではありました。
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作者(マイケル)がコペンハーゲンに引越して、語学学校(デンマーク語)の教材でアンデルセンの童話に出逢い、翻訳されてない「アンデルセン童話」の魅力に衝撃を受け、帰りに本屋に立ち寄り童話を買い込み、調べるうちにアンデルセンの旅行記に出逢い、その通りにヨーロッパを旅してみる。という作品...
作者(マイケル)がコペンハーゲンに引越して、語学学校(デンマーク語)の教材でアンデルセンの童話に出逢い、翻訳されてない「アンデルセン童話」の魅力に衝撃を受け、帰りに本屋に立ち寄り童話を買い込み、調べるうちにアンデルセンの旅行記に出逢い、その通りにヨーロッパを旅してみる。という作品。アンデルセンも童話もかなりエキセントリックな感じらしいけど、当時訳した人が原語を理解できてなかったらしい。マイケルという人はかなりシニカルなでユニークな人。だからこそホントはぶっとんでたアンデルセンに傾倒したのだと思う。
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「英国一家日本を食べる」の著者のデビュー作品。 アンデルセンの「一詩人のバザール」を手に同じくヨーロッパを旅する。 結婚を機にイギリスからデンマークに移り住んだ著者は、子どもの頃読んで知っていると思っていたアンデルセンの作品が、実はけっこう残酷であることを知り、アンデルセンにのめ...
「英国一家日本を食べる」の著者のデビュー作品。 アンデルセンの「一詩人のバザール」を手に同じくヨーロッパを旅する。 結婚を機にイギリスからデンマークに移り住んだ著者は、子どもの頃読んで知っていると思っていたアンデルセンの作品が、実はけっこう残酷であることを知り、アンデルセンにのめり込んでいきます。 そして、アンデルセンと同じヨーロッパをめぐってみようとデンマークを出発。19世紀と21世紀を行き来する旅行記であり、アンデルセン研究でもある。
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