約束の大地 の商品レビュー
最重度の脳障がいを持った女性の詩集。他には対談なども掲載。「この本がこの世に存在をしている」という事実が、この本の最大の価値であり意味があるのだと思う。義務教育の授業で取り扱うべき一冊。やまゆり園についての詩も書かれている。
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國學院大學教授の柴田氏は、2004年にかんなさんという最も障害が重いと思われていた少女と出会う。特殊なワープロソフトを使って彼女が出した言葉とは「かんなかあさんがすきめいわくばかり」という17文字だった。30分かけて紡がれた17文字にどれほどの想いがこめられているだろう。長い間の...
國學院大學教授の柴田氏は、2004年にかんなさんという最も障害が重いと思われていた少女と出会う。特殊なワープロソフトを使って彼女が出した言葉とは「かんなかあさんがすきめいわくばかり」という17文字だった。30分かけて紡がれた17文字にどれほどの想いがこめられているだろう。長い間の沈黙の中で紡がれた17文字である。 近年はSNSで容易に考えを発信できる時代だからこそ、言葉の力と可能性を感じる本である。
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