囚われの花嫁は秘蜜を奏でる の商品レビュー
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▼あらすじ 両親と弟……家族全員を事故で亡くし、すべてを失いかけた槇人。その窮地救ってくれたのは、憧れの従兄弟・慶一だった。 「俺にすべて任せるなら、この家もおまえも守ってやる」 ……慶一の言葉を信じ、その身を委ねる槇人。はたして慶一の真意とは――!? ミステリアス・ラブ・サスペンス! *** 表紙に惹かれて購入しました。 実際に本を開くまで気が付かなかったのですが、こちらの作品はオリジナルではなく、今から7年も前に出た月東湊先生の小説をコミック化したものだそうです。 小説のコミカライズと聞いて少し嫌な予感はしたのですが、予想通りお話が圧縮され過ぎて何が何だか分からない内に終わってしまった感がありますね…。 何よりも攻めが何考えてるんだか分かんなくて不気味に感じてしまい、個人的にはあまり萌えられませんでした(^^;) 途中で何度か目が滑りつつも何とか最後まで読了しましたが、展開が早過ぎて何の説得力もなかったですし、読み終わった後に感じるものも何もありませんでした。 はっきり言ってチープな印象です。(辛口ですみません;) 正直、小説ならばもっと楽しめたんだろうなって思います。 特に最後の方の展開はなかなか良かったですし、攻めの弟の秘書が正体を明かすシーンのくだりなどは小説ならもっと面白く感じたかもしれないと思いました。 やはり、それなりに読み応えのある作品にする為にはページ数を増やさなければ難しいと思いました。(特に原作があるなら尚更) 少なくとも、こちらの作品はページ数が圧倒的に少な過ぎたように感じます。 全く楽しめなかった訳ではないですが、残念に感じる部分の方が多かったのと、今後読み返す事がなさそうな作品なので今回は低めの評価にさせていただきます。
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